コロナウイルスは世界中に広がり、WHOがついにパンデミックを表明しました。
日本国内でも感染者が増え続けています。次々に大きなイベントは中止になり、自粛モードは日に日に高まっているようです。私の住む茨城は今のところ感染者は出ていませんが、ただただ早くコロナショックが終息することを願うだけです。
3月になって4月のような暖かい日と冬の様な寒い日が交互に来ていますが、今年の冬は暖冬傾向だったせいか春の花が早く咲き出したようです。
今回は、温室で咲いている黒い花が咲くランとデンドロビュームです。
黒い花のランは3種類咲いています。
↑ ↓ フレッドクラークアラ・アフターダーク・ブラックパール
このランは最近のラン展でよく見かけますが、私も4年位前に手に入れたものです。ここ2年は蕾をもっても途中でダメになってしまったのですが、今年は綺麗に開花しました。このランはカタセタム属とクロウェシア属とモルモディア属の3属間交配による人口属だそうです。黒いメタリックな色がいかにも人工的な感じです。
↑ ↓ エビデンドラム原種・メランポルフィレウム
黒い花が咲くという珍しさに引かれて最近手に入れたばかりのランで、開花して見るとビックリ。花弁のリップが可愛いお人形のように見えるのです。
可愛い花です。上にある黒い3枚の細長いものがガクで、糸のように細いのが花弁のようです。エビデンドラムの中でもかなり変わった花です。
↑ ↓ シンビジューム・ブラックシャワー
まだ咲き始めたばかりです。つぼみのうちは黒いのですが、開花すると赤味を帯びます。このランも毎年つぼみを沢山持つのですが、途中で折れたり、花がいじけて咲いたり、なかなか思うようには咲いてくれなかったのですが、今年は綺麗に咲きそうです。
デンドロビュームは、東南アジアを中心に北は日本から南はニュージーランドまで、西はインド西部から東はポリネシアまで広く分布し、約1000種類もあるそうです。日本のセッコクもこの仲間です。
普通デンドロビュームと言うと、竹の様な節のある茎の節々に花を付けるノビル系と言われるもので、お花屋さんの店先に並んでいるもののほとんどはこれです。
↑ スィートメモリー ↓ 名前不明
↑ ユキダルマキング(古い種類です。)
茎の頭頂から花茎を伸ばして花を付けるものがあります。コチョウランのような花を付けるのはデンドロビュームファノレプシス、略してデンファレといいます。ノビル系は寒さに比較的強いですが、これは東南アジア原産なので寒さに弱いです。
同じように頭頂から花茎を伸ばして三角形の特徴のある花を咲かせるのが、キンギアナムと言い、オーストラリア原産です。
↑ ↓ キンギアナム
↑ キンギアナム・レッドスプラッシュ ↓ キンギアナム・雪うさぎ
↑ テトラゴナム (別名クモラン) ↓ アメジストブロッサム
アメジストブロッサムのように、たくさんの花を房状に付けて枝垂れて咲く種類もあります。(このアメジストブロッサムは少ししか花を付けていないので、枝垂れて見えないかも知れません。)
天気予報では来週にも桜が咲きそうだと言っていますが、我が家の庭の桜が白い花を咲かせ始めました。小鳥が何処からか運んで来たプレゼントで、名前も分からないサクラです。昨年の秋にも少し花を付けました。ヒガンザクラはまだ咲いていません。