まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

春のラン(3)デンドロビューム

 今回はまつこの庭の温室で咲いたデンドロビュームです。原種のデンドロビュームがいくつか咲いています。ノビル系と言われる普通のデンドロビュームは冬咲きが多いですが、原種系のデンドロビュームは春咲きが多いです。春のラン(2)でブロンカルティエ・紅ボタンのことを書きましたが、やはり3鉢一斉には咲きませんでした。株によっては花芽の大きさに違いがあり、生長の度合いも異なったからです。

 1鉢目は、2つ花芽があり、2つ目が咲くころには1つ目は咲き終わっていました。この花の反対側に咲いていました。

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 2鉢目は花芽が3つありましたが、3つ目が咲くころには1つ目(右上)が大分傷みましたが、かろうじて3つ同時に花を見ることができました。

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 3鉢目は花芽が6つだと思っていたら、7つあってビックリです。株の周りに花芽が付いているので、たとえ一斉に開花しても1枚の写真には収められません。

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f:id:myuu-myuu:20210418153254j:plain左下の花だけ咲くのが遅かったです。

f:id:myuu-myuu:20210418153811j:plain ブロンカルティエはインド原産です。紅ボタンはその中でも色が濃いです。例年なら5月頃初夏の頃に咲くイメージがあったのですが、今年は少し早く咲いたようです。3鉢もあったので、咲き始めから約1か月間花を楽しむことができました。

f:id:myuu-myuu:20210418154343j:plain↑ ↓ ピエラルディ(アフィルム) 

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 ピエラルディは、ネパールから中国南部、マレー半島に自生しています。ピエラルディは2鉢ありますが、株分けしたものではないので、花がちょっと違います。ブロンカルティエは60~70㎝位の茎から20~30㎝位の花茎が下垂しますが、ピエラルディは茎そのものが下垂します。茎の長さは60~90㎝ぐらいになります。

 ピエラルディによく似ているのがロディゲシィです。

f:id:myuu-myuu:20210418155623j:plain↑ ロディゲシィ   ↓ ピエラルディ

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 ロディゲシィは中国南部からヒマラヤ、インドシナ半島に自生しています。ロディゲシィも茎が下垂しますが、茎は10~15㎝位で短いです。

f:id:myuu-myuu:20210418160805j:plain↑ キンギアナム  オーストラリア東部に自生します。花は茎の頭頂に付きます。

f:id:myuu-myuu:20210418161211j:plain↑ アグレガタム × ジェンキシー   アグレガタムは中国・雲南から東南アジアに自生します。アグレガタムは長さ10㎝位の茎の頭頂から10~30㎝位の花茎を下垂させ10~15個の花が付くのですが、これは交配種のせいか、花茎も短く花数も少ないです。ジェンキシーはアグレガタムの変種で花が1個しか咲かず色も淡いそうです。

f:id:myuu-myuu:20210418160718j:plain↑ スミリエ・アルバ   オーストラリア、ニューギニアに自生します。普通種はピンク色ですが、これは白です。長さ5~15㎝位の花茎に房状に花を付けます。花はこれ以上開きません。4本の茎にそれぞれ1個ずつ4個の花芽が付いたのですが、途中でダメになり、残念ながらこれ1個しか開花しませんでした。

 デンドロビュームは、東南アジアを中心に、北は日本から南はニュージーランドまで、西はインド西部から東はポリネシアまで広く分布し、約1000種あると言われています。日本に自生するセッコクはデンドロビュームの1品種です。

 デンドロビュームと言うと竹のように節があり、その節々に花を咲かせるノビル系と言われるものが一般的ですが、コチョウランのような花を咲かせるデンファレ系と言われるもの、フジの花のように花が枝垂れて房状に咲くもの、茎そのものが枝垂れるもの、寒さに強いもの、暑さに弱いものなど、形状、花の咲き方、生育場所など多様多様です。それだけ楽しみの多いランだとも言えます。