台風が去ってからここ1週間は、まるで梅雨が明けたかのように猛暑が続きました。会う人との会話は、「暑いですねえ。梅雨は明けていないですよね。」というもので、あまりの暑さに、皆さんは今梅雨の真っ最中なのかどうか不安に思っているようです。
今回は「まつこの庭」に咲いたヘメロカリスです。
日本や中国に自生するキスゲやカンゾウなどの原種をもとにヨーロッパやアメリカで品種改良したものが、ヘメロカリスです。キスゲやカンゾウは黄色やオレンジ色ですが、ヘメロカリスは白に近いものから黄、橙、桃、赤、赤紫など色が豊富です。花の咲き方も一重、八重、二色咲き、フリンジ咲き(花弁が波打つ)などがあり、花弁も大中小あり、丸弁、細弁などバラエティーに富んでいます。
↑ ほぼ白に近い色です。アマガエルが隠れています。
↑ ヤブカンゾウ 古くから「まつこの庭」に咲いています。八重咲きのヘメロカリスはこのヤブカンゾウの血を引き継いでいるようです。
「まつこの庭」には、約50株ぐらいのヘメロカリスがあります。ヘメロカリスはデイリリーともいい、一日花です。朝開くと夕方にはしぼんで、花の命は終わりです。その代わり次から次へと花を咲かせます。今の時期しか咲きませんが、中には2回咲くものもあります。