梅雨に入ってはみたものの、暑い晴天の日が続きます。台風が近づいているという予報なので、ちょっと心配です。
今回は、遅咲きのクレマチスです。ヨーロッパでは、クレマチスはバラのベストパートナープランツと言われています。「まつこの庭」でもバラと一緒にクレマチスを植えてはみたものの、バラが早く咲いたり、クレマチスが遅く咲いたり、時期を合わせるのが難しく、2つ同時に楽しむのは至難の業です。別々に楽しむと割り切った方がよいかもしれません。
↑ 満開のニオベ ↓ 周りの花弁が落ちた太河(タイガ)
この花のように花弁の中心の本来はおしべになるはずのものが花弁化して2段咲きになっている咲き方を唐子(からこ)咲きといいます。咲き始めは、グリーンが強かったのですが、周りの花弁が落ちると白っぽくなりました。そして花の終わりの時期になると、同じ株に咲いた花とは思えないような花が咲きました。
ジョセフィーヌほどの花の変化はありませんでしたが、おもしろい咲き方のクレマチスです。似たような咲き方の唐子咲きに白万重(シロマンエ)があります。
↑ 咲いたばかりのシロマンエ ↓ 周りの花弁が落ちたシロマンエ
↑ ピンクファンタジア ↓ ピール
↑ マダム・ジュリアコレポン ↓ エトワールバイオレット
↑ プリンセス・オブ・ケイト ↓ プリンセス・オブ・ダイアナ
↑ ジャックマニー (遅咲きの代表格です。クレマチスの花弁はシングル咲きの場合、6枚か8枚が普通ですが、これは4枚しかないのが特徴です。)
↑ ↓ マイエンジェル(今年初めて「まつこの庭」に仲間入りしたものです。)
このクレマチスの花弁は、外側が茶色で内側が黄色というちょっと変わった色をしています。葉の緑に紛れて、花が目立ちません。
クレマチスと一口に言っても、咲く時期、咲き方、色や形などバラエティーに富んでいて、コレクションを始めるときりがありません。上手にきり戻しをすれば、秋まで何回も花が咲くものもあります。クレマチスもまた楽しみの多い植物と言えます。