まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」のサルビアの仲間

 立冬を過ぎ、暦の上では冬だというのに、連日10月上旬の陽気が続いています。場所によっては、夏日を記録したり、まだ北海道の平地では初雪が観測されていなかったりするようですが、私の庭でもまだ霜が降りていません。この陽気がまだまだ続くようです。

 今回は、「まつこの庭」で咲くサルビアの仲間です。サルビアというと学校の庭や公園に植えられている真っ赤なサルビアを想起しますが、それはスプレンデスといって一年草サルビアです。

 「まつこの庭」で咲くサルビアにスプレンデスはなく、ほとんどが宿根草サルビアです。夏から秋遅くまで、いろいろなサルビアが咲きます。夏から秋まで繰り返して咲くものもあれば、秋になって咲くものもあります。宿根サルビアは寒さが苦手なものが多く、地植えでは冬越し出来ないので、温室に取り込むことを考えて、ほとんどを鉢植えにしています。

 今一番盛りなのが、秋咲きのパイナップルセージとライムライトです。

f:id:myuu-myuu:20181110121654j:plain↑ パイナップルセージ  ↓ パイナップルセージ・ゴールデンデリシャス

f:id:myuu-myuu:20181110121904j:plainパイナップルセージは葉にパイナップルのような香りのあるセージです。ゴールデンデリシャスは花は同じ色ですが、葉が黄色みを帯びたライム色です。

f:id:myuu-myuu:20181110123919j:plain↑ ライムライト ガクがライム色で花弁が青というちょっと変わったサルビアです。

f:id:myuu-myuu:20181110133703j:plain↑ 名前不明(他のサルビアに比べ、葉が硬く、艶をもっています。)

 秋咲きですが、ちょっと盛りを過ぎたのがレウカンサとイエローマジェステイです。

f:id:myuu-myuu:20181110122330j:plain↑ ↓ レウカンサ(アメジストセージ、メキシカンブッシュセージとも呼ばれます。)

f:id:myuu-myuu:20181110122733j:plain紫のガクに紫色の花弁をもつものと紫のガクに白の花弁をもつものとがあります。  

f:id:myuu-myuu:20181110122440j:plain↑ ピンクレウカンサ(ピンクアメジストセージ)白のガクにピンク色の花弁です。

f:id:myuu-myuu:20181110124333j:plain↑ イェローマジェスティ(フォーサイシアセージ)黄色のサルビアは珍しいです。

f:id:myuu-myuu:20181110131223j:plain↑ アズレア(ブルーセージ) ギャザリングに使いました。

f:id:myuu-myuu:20181110131356j:plain↑ インボルボルタ(ローズリーフセージ) 地植えで冬越しできます。

f:id:myuu-myuu:20181110132654j:plain↑ チェリーセージ・ホットリップ   ↓ ムエリー

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 チェリーセージの仲間は、初夏から晩秋まで繰り返し繰り返し咲きます。特に初夏と秋が花をたくさん付け、見事です。地植えで冬越し出来ます。

f:id:myuu-myuu:20181110133547j:plain↑ メドーセージサルビア・ガラニチカ)初夏から晩秋まで繰り返し繰り返し咲きます。宿根サルビアのほとんどは、寒さに弱く地植えで冬越し出来ないものが多い中で、暑さ寒さに強い種類です。しかも繁殖力旺盛で、増えすぎて困るほどです。

f:id:myuu-myuu:20181110135252j:plain↑ ロシアンセージ  これも夏から秋まで咲きます。寒さに強く宿根します。

f:id:myuu-myuu:20181110133451j:plain↑ ↓ コクシネア

f:id:myuu-myuu:20181110133301j:plainコクシネアは一年草サルビアです。こぼれ種で、夏から秋まで年中咲いているように見えます。色も白とピンクの他に赤と紫があります。私の庭ではピンクが強く、絶えることなく毎年花を咲かせます。

 

 ところで、サルビアとセージはどう違うのでしょうか? 私は、セージというとハーブとして利用されるものがあるので、食べられるのはセージで、食べられないのがサルビアというのかと思っていました。

 サルビアとセージはほとんど同じもので、サルビアは学名、セージは英名なのだそうです。ほとんどのセージはサルビアという学名を持つのだそうです。例えばメドーセージは英名で、サルビア・ガラニチカが学名ということになります。

 英名でセージ、学名でサルビアと呼ばれ、日本に自生するものがあります。ジャパニーズイエローセージと英名で呼ばれ、サルビア・ニポニカと呼ばれのもので、キバナアキギリのことです。ニポニカというのは、日本独自のものに付けられる名前だそうですから、アキギリは日本の原種サルビアと言われるのですね。

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f:id:myuu-myuu:20181110140632j:plain普通のアキギリのことは、学名でサルビア・グラブレケンスというそうです。英名はジャパニーズサルビアというのでしょうか?

 

 立冬とは思えぬ暖かな陽気はあと1週間ぐらい続くそうです。心配していた霜も降りそうにないので、皇帝ダリアの花が見られそうです。つぼみが見えて来たので、去年より早く咲きそうです。

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