今、まつこの庭はバラとクレマチスが真っ盛りです。例年なら花友が見に訪れるのですが、今年はコロナの影響で訪れる人もなくちょっと寂しいです。
バラはツルバラの群星(グンセイ)が一番の盛りです。群星はつぼみのうちは赤ですが、開花すると白くなります。今年はピンクがかった花を咲かせています。
今日は雨が降っているので、たくさんの花を付けた枝が重そうにうな垂れています。
この群星は我が家で1番丈夫なバラで、バラの中でも1番勢力旺盛といわれるポールズ・ヒマラヤン・ムスク・ランブラーさえも枯らしてしまうほどです。
ラ・フランスはモダンローズ(現代バラ)第1号と言われるバラです。1867年にフランスで作出され、このバラ以前のバラをオールドローズ、これ以後のバラをモダンローズと言い、歴史的にも重要なバラです。
↑ パシュミナ(ドイツ) ↓ ホットココア(フランス)
↑ コントゥ・ドゥ・シャンパーニュ(イギリス) ↓ ブルー・バユー(ドイツ)
↑ レイチェル・ボウズ・ライアン(イギリス) ↓ グリゼリー(フランス)
私は日本のバラが好きです。中でも国枝啓司さんのかおりかざりやいおり(まだ咲いていません。)、河本純子さんのブルームーンストーンやガブリエルが好きです。国枝さんのバラは色もいいですが、何より丈夫で花をたくさん咲かせます。河本さんのバラは色が好きですが、気難しがり屋で私の手には負えません。
↑ かおりかざり ↓ ブルームーンストーン
中でも1番好きなのはガブリエルです。咲き始めの中心の薄紫、外側のうっすらと緑色を帯びた花弁の色が何とも言えず、好きです。
↑ ↓ ガブリエル
河本さんのお嫁さんのまき子さんの交配種も気になっています。咲き終わったクロッシェが半値になっていたので買ってみました。
↑ クロッシェ 雰囲気が河本さんのバラに似ています。開いたときの花がどう変化すのか楽しみです。写真見本では中央がピンク色なのです。
クレマチスは「つる植物の女王」と言われ、「花の女王」と言われるバラのベストパートナープランツ(お互いを引き立てあう植物)として一緒によく植えられます。バラの咲く時期とクレマチスの咲く時期、色合わせなどそれぞれの性質などをよく知っていないと選ぶのが難しいです。私の庭でもツルバラと一緒に植えてありますが、クレマチスの方が開花が早く、一緒に楽しめるという訳にはなかなかいきません。
クレマチスは咲き方が一重咲き、八重咲き、半八重咲きがあります。花弁と思われている部分は実はガクだそうです。花弁は退化しているそうです。
<一重咲き>
↑ 星のフラメンコ ↓ はやて
↑ ベラ
<八重咲き>
↑ 赤富士 ↓ 雪おこし
↑ デミーズダブル
<半八重咲き>
↑ ↓ アンドロメダ
花が一重になったり、半八重になったり、八重になったり、かなり気まぐれな咲き方をします。株の充実や養分などが影響しているのでしょう。
↑ ジョセフィーヌ この花も1株に2種類の花が咲き、真ん中の部分が違います。
しかもこのクレマチスは咲き進むとまた別の顔を見せます。
クレマチスは、北半球に広く分布し、原種は約300種あり、交配種は2000種を超えているそうです。日本の原種は、ボタンヅル、センニンソウ、ハンショウヅル、カザグルマなどがあります。
私の庭では、これからツルバラが盛りになります。クレマチスはまだ咲いていないつぼ型やチューリップ咲きのクレマチスが咲きます。バラもクレマチスもまだまだ楽しめそうです。