11月になりました。天気予報の長期予報では、あと2週間位は平年並みの気温で小春日和が続くそうです。予報通りなら皇帝ダリアも皇帝ヒマワリも無事花を咲かせることができるでしょう。
10月31日から11月7日まで、筑波実験植物園で開かれているラン展へ行って来ました。コロナの影響でラン展へ行くのは自粛していたので、去年1月初めのサンシャインシティラン展以来なので、もう2年近くラン展へは出かけていなかったことになります。しばらくぶりのラン展は楽しみでした。
つくばと水戸と龍ヶ崎のラン愛好家団体の展示と筑波実験植物園が保有している世界の珍しい野生ランの展示がありました。
愛好家団体のランの展示はいつ見ても圧倒されます。花をたくさん付けた大株のランや珍しいランが多数展示されています。
↑ カトレア・ポーシャカニザロ ↓ カトレア・マキシマ
私の大好きなマキシマの大株を見た時、「こんな大株は齋藤さんに違いない。」と思いました。株の裏側の方に名札があってやはり齋藤さんの作品でした。斉藤さんは東京ドームのラン展のお立ち台の常連さん(上位入賞者)です。
時期的にマキシマの展示が多かったです。
↑ ↓ カトレア・マキシマ・ヘクター(花色が淡いブルーです。)
↑ カトレア・マキシマ・アルバ(花色が白) ↓ カトレア・マクセレンス
マクセレンスはマキシマとローレンセアエの交配種だそうです。
↑ 優秀作品のコーナー
↑ カトレア・マッサンゲアナ ↓ ハベナリア・レグニエリ
ハベナリアは初めて見るランで、サーモンピンクの花色も珍しいです。これも斉藤さんの作品でした。
↑ デンファレ・クリスマスレッド ↓ デンドロビューム・ブラマツイスト
↑ リンコボラ・デビッドサンダー ↓ バンダ・ルースネアリとリンコスティリス
↑ 右バルボフィラム・ファシネーター、左ファシネーター・セミアルバ
ラン愛好家の展示はいつも「どうしたらこんなに大株になって花が咲くのだろう。」とか、「こんな珍しいランを何処で手に入れるのだろうか。」とか感心する事ばかりです。
筑波実験植物園の野生ランのコレクションはいつ見ても驚く事ばかりです。
↑ ディモルフォルキス・ベッカリー(ニューギニア原産) 現地では葉の長さ1,5m、花茎の長さが5~7mにもなるそうです。花は開花すると茎が枯れずに3年以上咲き続けるそうです。
↑ パフィオペディルム・サンデリアヌム(ボルネオ原産) 長く垂れ下がっているものは花弁の1部分で、長さが1mにもなるそうです。
↑ バンダ・トリコロル ↓ デンドロビューム・プロッスム
↑ エリディス・マグニフィカ ↓ レナンテラ・アングスティフォリア
野生ランは超大型のものから超小型のものまで千差万別です。特に超大型のランは一般家庭ではスペースが限られ、植物園でなければ栽培できないものが多いです。植物園でさえ手探りで栽培し、開花にまで持って行くのが大変なのだそうです。そんな苦労の末に咲かせた世界の野生ランの花を近くで見られるのは幸運です。
コロナ感染者数が遂に各県0、あるいは1桁の人数にまでなりました。収束していくようなら、来年東京ドームでまたラン展が開かれるかも知れません。このまま収束していくのか、年末年始に第6波が来るのか、誰にも分かりません。まだまだ気を緩める事はできまないと思います。