まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

パンジー・クレール・ドゥ・リュンヌ(月明り)

 晩秋から初夏まで約半年間花の少ない時期に、まつこの庭の玄関前を彩ってくれるのが、花期の長いパンジービオラです。新しい花や珍しい花が大好きな私は、毎年新しく出るパンジービオラを楽しみにしています。パンジービオラを合わせて「パンビオ」と呼ぶそうですが、そのパンビオとチューリップの寄せ植えを作り、秋から冬、冬から春へと花の無い時期の私の楽しみになっています。

 今年の新作パンジー、クレール・ドゥ・リュンヌを手に入れました。

 クレール・ドゥ・リュンヌはフランス語で「月明かり」という意味だそうです。たっぷりフリルが入った一つの花の中に、水色、青、紫、黄色、緑色などが微妙に入り混じり、光の当たり方や見る角度などによって印象が変わるとても不思議な色合いをしたパンジーです。株によっても色幅があるようです。水色と黄色の組み合わせは確かに月の明かりを思わせます。

左側の鉢と右側の鉢はどちらもクレール・ドゥ・リュンヌで、左側は黄色が強く、右側は水色が強く出ています。

 クレール・ドゥ・リュンヌは、パンジー・ドラキュラで有名な佐藤ナーセリーのフリル咲きパンジーです。

 珍しい花大好き人間の私は、佐藤ナーセリーのフリル咲きパンジーを集めてみました。今までは一部の園芸店にしか佐藤ナーセリーのパンジーが並ぶことはなかったのですが、(というのは、育てた苗の3割程度しか満足できるフリル咲きにならないのだそうです。)今年はホームセンターに佐藤ナーセリーのいろいろなパンジービオラが並んでいるのを見て、驚きました。あまりの人気に特別な増産体制(?)に入ったのでしょうか。

↑ ↓ 佐藤ナーセリーフリル咲きパンジーファミリーの花車

↑ ↓ モーニングドレス

↑ ↓ アフタヌーンドレス

↑ ↓ ネオンドレス

 モーニングドレス、アフタヌーンドレス、ネオンドレスは佐藤ナーセリーセレクションというコーナーの中に入っていました。それぞれは色幅があって選ぶのに迷います。(お手軽値段ならいくつでも買うのですが・・・・・。)イブニングドレスというのもあるのかもしれませんが、まだ見ていません。

↑ ドラキュラ (左側は赤ドラと言われるドラキュラ) ↓ 赤ドラ

赤ドラは写真では紫色になってしまいましたが、もっと濃い黒赤です。

↑ ↓ ローブ・ドゥ・アントワネット(アントワネットのドレスの意)

↑ ローブ・ドゥ・アントワネット・ソワレ

 パンジーはヨーロッパや北西アジアなどの原種、トリコロル(パンジーの別名を3色スミレと言うのはこのトリコロルから来ているようです。)を元に、約200年も前からヨーロッパ諸国で改良が進められたそうです。花径3㎝以下をビオラ、それ以上をパンジーと区別したようですが、今ではそれらが複雑に交配された園芸種がたくさん作出され、区別が難しくなっているそうです。日本でも盛んに改良が進み、「えっ?これがパンジー?」と思わされるものも出て来ています。大きさも花径10㎝を超えるもの、逆に花径1㎝に満たないもの、形もウサギの耳の様な形、咲き方もフリル咲き、八重咲き、色も定番の白、黄色、紫だけでなくバイカラー、アンティークカラー、ニュアンスカラーなど、大きさも色も形も咲き方も毎年進化した品種が発表されているようです。