今、「まつこの庭」は一面白い庭になっています。
白い庭の正体は、
地面を埋め尽くすほど咲いた球根植物オーニソガラム・ウンベラタムの花です。
オーニソガラムは地中海原産のヒアシンス科(ユリ科とも言われます。)の植物で、純白の6弁花を咲かせ、耐寒性があり大変丈夫な植物で繁殖力旺盛です。キリスト誕生の夜に光輝いたと言われている「ベツレヘムの星」に例えられています。5月3日の誕生花だそうです。
オーニソガラム・ウンベラタムは「まつこの庭」がいたくお気に入りのようで庭中に勢力を広げています。春咲きに芽を出し、葉で一面緑色になり、やがて花を開くと一面白い庭になります。この花は日が当たると花弁を開き、日が当たらないと花弁を閉じます。この白い庭は期間限定なだけでなく、時間限定でも有るのです。ここ2、3日雨や曇りで花が完全に開かないので、白い庭が見られず、ちょっと残念です。毎年ゴールデンウイークの頃に盛りを迎え、2週間ぐらい花を楽しめます。
この白い庭にブルーの彩りを添えているのが、シラー・カンパニュラータ、アジュガ、ムラサキハナナ、ヒメツルソバ、フジの花などです。
↑ シラー・カンパニュラータ ↓ アジュガ
↑ ムラサキハナナ ↓ ツルニチニチソウ
草取りのことを忘れ、うっとりと白い庭を眺めて居られるのもあと1週間ぐらいです。このオーニソガラムは花が終わると葉も枯れ、跡形もなくなります。また草取りに追われる毎日が始まります。