カサブランカが咲き始めました。
ずうっと雨だったので気づかなかったのですが、せっかく咲いた花は蕾の段階からカタツムリに食害されていたようでちょっと哀れな花姿です。
カサブランカは、日本原産のカノコユリやヤマユリ、ササユリなどを交配して作られたユリ、オリエントハイブリッドの一つです。1970年代後半にカノコユリとサクユリをもとにニュージーランドで育種され、オランダで増殖され、世界中に広まったそうです。花径が20㎝もある大輪の花を咲かせます。
カサブランカの仲間に赤や黄、ピンク、紫などのカサブランカがあります。その中でもコンカドールが黄カサブランカとして、マンボがレッドカサブランカとして有名です。私の庭でも何種類か咲いています。
↑ コンカドール ↓ マンボ
↑ 同じマンボのはずですが、上の写真のマンボの方が花弁が厚い感じです。別々に買った球根なので、個体によって微妙な違いがあるのかもしれません。
↑ 左側がコンカドール、右側がパープルカサブランカ
↑ ピンクカサブランカ(ちょっと病気が入った感じの色合いです。)
オリエンタルハイブリッドの他の仲間で私の庭で咲いているのは、マルコポーロと八重咲きのマジックスターです。
↑ マルコポーロ ↓ マジックスター
日本原産の山ユリも咲いています。見た感じカサブランカはこの山ユリの形に似ているのに、ヤマユリの血は入っていないそうですから、不思議です。
カサブランカが咲くと、お盆の頃咲くタカサゴユリまで私の庭のユリはお休みということになります。ユリの香りはかなり強いので、ちょっと寂しくなるかもしれません。