まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

カールドンが咲いてしまいました ❣❣

 まだ6月だというのに、カールドンが咲いてしまいました。例年7月の半ばごろに咲きます。つぼみが早くから見えていたので、今年は早いなとは思っていましたが、3週間近く早く開花してしまいました。

 カールドンはこんな花です。

f:id:myuu-myuu:20200623144255j:plain ジャンボアザミと思ってください。大人の握りこぶしぐらいの大きさがあります。よくアーティチョークと間違われます。図鑑で調べても、ネットで調べても、カールドンとアーティチョークは混同されて紹介されている事が多いのです。2つは姿形、葉や花などよく似ているので、間違われても仕方ありませんが、総苞というガクの部分が全く違うのです。カールドンはガクの先が尖ってトゲになっていますが、アーティチョークのガクは先が凹んで丸みを帯びています。アーティチョークはよくハーブとしてつぼみを茹でて食べますが、カールドンも食べられるとは言いますが、とてもトゲがきつくて食べる気にはなれません。

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 カールドンはキク科の植物で、地中海沿岸からアフリカ大陸沿岸のカナリア諸島の原産で、和名はチョウセンアザミと言い、背丈は2メートル前後になります。我が家のカールドンは私の背をはるかに越えて2,5メートル位あり、大きな株が3株あります。

 カールドンは冬でも大きな葉を広げています。緑のない冬枯れた景色の中でその存在感たるや、訪れた人は必ず、「あれは何ですか?」と聞くほどです。5月頃から背をグングン伸ばし、6月にはつぼみが見え始め、7月になると開花します。花が終わると葉も茎も枯れ、秋になるとまた新しい芽が出て、葉を広げ、冬を越します。地中海が原産というだけあって、湿り気を嫌うようで、新芽が出てくるころはちょうど秋の長雨の時期なので、気をつけないと新芽がとろけてしまうことがあります。2016年の秋に一度枯らしてしまいました。今のカールドンは嫁ぎ先から株分けして貰って2018年に里帰りしたものです。

 私がカールドンに出会ったのは20数年前、花好きの友人の庭でした。珍しい花が好きな私はすぐに譲ってもらい、20年もの間玄関前で毎年花を咲かせていましたが、枯れてしまった時当たり前のように花を咲かせていたものの喪失感は大きかったです。また花が見られるようになり、うれしいです。

 

 ブログ更新が腰痛のため遅れ、読者の皆様にご心配をおかけしました。2,3日に1回はブログ更新をしていたので、どうしたんだろうと思ってくださったようです。お見舞いの言葉もいただきありがとうございました。今は普通に動けるようになりましたが、天気を言い訳に、あと少し庭仕事を控えようと思っています。

 皆さまもくれぐれもご自愛ください。