まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

今日は冬至

 今日は12月22日、冬至です。庭のユズがまだまだ元気です。

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 今日はあいにく曇りですが、太陽高度が一番低く、日照時間が最も短い日です。夏至の頃と比べると、北海道で約6時間半、東京で約4時間半も短いそうです。私の住む茨城は約5時間ぐらい短いのでしょうか。

 ところで、「冬至10日前」という言葉を聞いたことがありますか?

 子どものころ母に「日が一番短いのは冬至じゃなくて、冬至10日前なんだよ。」とよく言われたものですが、学校では「冬至は昼間の時間が一番短い日」と教えられたので、「えっ!どういうこと?」と思っていました。今思うと、日没時刻と日照時間に混同があったのですね。

 11月の終わり頃までは日の出は毎日1分ぐらいずつ遅くなり、日没は毎日1分ぐらいずつ早くなります。11月の30日ごろに日没は一番早くなり、その後冬至10日前の12月12日ごろまで日没時刻は変わらず、それからは少しずつ日没が遅くなっていきます。一方日の出時刻は、1月の12日ごろまで遅くなり続けます。母が言っていた「日が一番短い」というのは、日没(日が暮れるの)が早いという意味だったのです。冬至を過ぎると、ドンドン寒さは厳しくなりますが、日照時間が伸びてくるのが救いです。

 冬至の翌日から日照時間が長くなっていくことから、一陽来復(いちようらいふく)と言い、冬至を境に運気が上昇すると言われています。運を呼び込むために、「ん」のつく食べ物を食べるとか、ユズ湯に入るとか、昔からいろいろな習わしがあります。その中でもカボチャを食べることとユズ湯に入ることが一般的に行われているようです。カボチャに「ン」は付かないじゃないかと言われそうですが、カボチャは南瓜と書いてナンキンと読みます。関西ではカボチャのことをナンキンというそうです。

 冬至の頃は青物野菜が少なくなり、カボチャはビタミン補給のために、ユズ湯は体を温め、風邪の予防に効果があり、無病息災を祈る風習になったと言われています。冬至にカボチャを食べ、ユズ湯に入る風習は理にかなっていて、昔の人の知恵は素晴らしいですね。

 たくさんユズを取ったので、今夜はユズ湯に入ることにしましょう。

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