今日2月4日は、二十四節気の一つ立春です。立春は冬から春に移る時期で、少しずつ日脚が伸び、気温が上がり始め、木々の芽吹きや生き物たちの目覚めももうすぐという時です。昨日の節分は、朝私の家の軒下でー7℃だったにもかかわらず、日中は12℃まで上がり、3月の春の陽気だったとかで、これなら朝冷え込んでも日中暖かければしのぎやすくなるなあと思ったのですが、今日などは曇っていて冬に逆戻り。天気の長期予報では、彼岸の頃まで余寒(因みに残暑の対義語)が続くそうです。やっぱり「暑さ寒さは彼岸まで」の言葉通り、春はお彼岸まで待たなければならないようです。
春の訪れが遅れているまつこの庭ですが、咲いている花もあります。スイセンです。背丈が10㎝ほどの名前も分からないスイセンですが、毎年決まって今の時期に春一番を告げるかのように咲きます。
雑草と言われる花は強いです。可憐な花を寒さに負けず健気に咲かせています。
玄関前のビオラは寒さでドライフラワー状態です。チューリップのつぼみは全く見えません。
軒下のビオラはやや寒さをしのげるのか、元気です。(ビオラ・エッグタルト)
温室の中では、ポインセチアやパンドレアの花が咲いています。
ポインセチアの赤い花弁のようなものは葉で、自然状態ではお正月の頃に赤くなります。花は真ん中のポチポチしたもので、今頃開花します。温室内に根を下ろしてまい、天井付近で赤く色付き、花を咲かせています。
パンドレアはオーストラリア原産のノウゼンカズラ科のつる植物です。これも温室内に根を下ろしてしまい、天井付近で花を咲かせています。
例年なら年末に、遅くても冬至の頃にはなくなってしまうナンテンやユズの実がまだ残っているのには驚きです。
このユズは後ろに大きなカヤの木を背負っているので、寒さがいくらかしのげるのかもしれません。
今年は例年になく、アオキがたくさんの実を付けています。まだ青いもの、赤くなりかけのもの、赤くなったもの、いろいろです。
アオキは春花が咲き、秋に実が赤く熟し、翌年の4月頃まで実が残ると言われていますが、私の庭では実が赤くなるのは冬になってからのような気がします。実が遅くまで残るのは確かで、花と実を同時に見ることができます。
まつこの庭に春一番を告げる花木の枝垂れウメやヒメコブシの花芽は、まだまだ固いです。
枝垂れウメは、例年なら立春の頃は1,2輪は咲いているのに、今年はかすかに赤く色付いているだけです。
ヒメコブシのつぼみもまだまだ固いです。
来春の朝ドラに牧野富太郎博士をモデルにしたドラマが決まったそうです。日本植物学の父として有名な人ですが、生き方が波乱万丈だったそうです。どんなドラマになるのか、今からとても楽しみです。