「暑さ寒さは彼岸まで」の言葉通り、厳しかった冬が過ぎ、春を迎えました。私の庭で春1番を告げるのが八重枝紅垂れ梅ですが、2番目はヒメコブシと竹藪の中で咲くヒガンザクラです。例年なら今の時期、どちらも満開を迎える頃なのですが、今年はどちらも花が遅れています。ヒメコブシは咲き始めたばかりです。
ヒメコブシは亡き義母が大好きだった花で、義母の誕生日がお彼岸の中日、21日でで、いつも誕生日を祝うかのように満開を迎えます。今年は冬の厳しい寒さが影響しているのでしょう。遅れています。
前の家のハクモクレンは満開とは言えませんが、だいぶ咲き進みました。
例年ハクモクレンは遅霜に遭い、茶色の醜い姿をさらすのですが、今年はどうでしょうか。最後まで美しい姿でいてくれるといいのですが。
ヒガンザクラに至っては、やっと花芽に赤く色が付いてきたという感じです。
ヒガンザクラは竹藪の中にあるので、遠くから高い木の上の方しか見えず、どの程度花芽が大きくなっているのかも確認できません。花が咲くとピンク色に見えます。竹藪の中には10本ぐらいヒガンザクラの木があるのですが、昨年は半分しか開花が確認できませんでしたが、今年は一体何本生き残っているのか、ちょっと心配です。
サクラの開花には600℃の法則と言うのがあるそうです。2月1日から毎日最高気温を足し算していって、600℃に達すると開花するそうなのです。統計的に導き出されたようで、2,3日ぐらいしかずれがない精度だそうです。今年は17日がその日に当たっていたようで、福岡で開花が確認されたそうですが、関東は少し遅れるようです。400℃の法則と言うのもあるそうですが、こちらはその日の平均気温を足し算していくようです。
去年の今頃のブログを見ると、スイセンが盛りでしたが、今年は咲き始めたばかりで、春の花が大分遅れていることが分かります。
↑ ヒアシンス
庭のあちこちでムラサキハナナも咲き始めました。
軒下のクリスマスローズが最盛期を迎え、地植えのクリスマスローズもあちこちで咲いています。
チューリップの芽も大分大きくなってきました。
咲き始めたチューリップもあります。
原種チューリップ・ザファーストです。原種チューリップと言うと大体花弁が細く小さな花を付けるものが多いのですが、これは背丈は低いですが、花が大きいです。
春の花木もいくらか咲いています。
↑ ジンチョウゲ(斑入り葉) ↓ ボケ
↑ ↓ ユキツバキ
玄関前のキャンバスプランターには春の花を飾りました。
下の寄せ植えは左側がビオラ・フェリーチェと葉ボタンの寄せ植えで、右側がパンジー・ローブ・ドゥ・アントワネットとムスカリの寄せ植えです。ビオラとパンジーは無事冬越しをして元気もりもりです。葉ボタンはとうだちしてきました。
キャンバスの中にはオステオスペルマムの花ばかり4種類入っています。(ピンクの小花はプリムラ・マラコイディス・ウインティです。)
春の寄せ植えはNHKの趣味の園芸の「どっち植える」の影響で、どうしてもオステオスペルマムとラナンキュラスに目が行って、多用してしまいます。
薔薇のようなラナンキュラス2種類(同じように見えますが、ピンクのピコティと紫のピコティ)と黄のムルチコーレ、ピンクのローダンセマム、白と黄のハナカンザシを寄せ植えしてみました。
花車にも春の花をたくさん載せてみました。
赤と黄のラナンキュラス、3種類のオステオスペルマム、白のローダンセマム、黄のユリオプスデージーとムルチコーレ、紫の葉ボタン、青紫のよく咲くスミレ・ブルーフィズです。
今年の春もコロナが収まらず、茨城県などはむしろ増加傾向で、まん防が解除されても、お花見なんてとんでもない状況です。せめて庭に咲く花で、じっくりとお花見することにしましょう。