まつこの庭にランの開花シーズンがやってきました。ランは一般的に冬から春にかけて咲くものが多く、この時期にあちこちでランの展示会が行われ、ラン展をはしごするのが私の楽しみでした。昨年はコロナの影響でサンシャインシティラン展を見たのを最後に、東京ドームラン展を始めとする多くのラン展を見に行くのを諦めざるをえませんでした。今年は東京ドームラン展は予定されていませんでしたが、東京の感染者が1500人を超え、緊急事態宣言が出されようとしているので、せっかく準備して中止というような事態にならず予定しなかったのは正解でした。
私の温室で咲くランを楽しむことで満足することにしましょう。
☆☆☆ カトレアの仲間 ☆☆☆
↑ リンコレリオカトレア・ジョージキング 花径が約15㎝もある大輪の花です。私は大輪のカトレアはあまり好まないのですが、オレンジとピンクが混じったアプリコット色が大好きで、色に惹かれて購入しました。我が家に来て、もう5,6年になると思います。1か月ぐらい花が咲き続けますが、やがて色がピンク色に変わっていきます。長く楽しめるカトレアです。
↑ カトレア・マキシマ・セミアルバ お正月の生け花に使ったマキシマの仲間です。これは赤い筋模様のあるリップ(唇弁)以外の花弁が白です。
↑ レリア・アンセプス ↓ レリア・アンセプス・ゲレーロ
アンセプスはメキシコ原産です。2つともお正月の生け花に使いました。去年はどちらも花が咲きませんでしたが、今年1つずつ花が咲きました。普通なら長い1本の茎に3輪ぐらい花を付けます。アンセプスは普通リップ(唇弁)以外の花弁は同じ形をしていますが、ゲレーロはリップの上の2つの花弁が大きく模様が入っています。残りの3枚の花弁と思われているものは正しくはガクです。ランの花は大体皆リップを含む前の3つが花弁で、後ろの3枚がガクだそうです。
☆☆☆ シンビジュームとの仲間 ☆☆☆
↑ ワインシャワー ↓ ミルクティー
↑ テーブルシンビジューム・森の精・りん ↓ 和ラン・大和撫子
シンビジュームは大型のものが多く、背丈が1mを超えるものもあります。バブルの頃は大型のシンビジュームが人気がありましたが、最近は場所を取る大型のものは敬遠され、小型のものが人気があるようです。ワインシャワーとミルクティーは中型ですが、りんと大和撫子は小型です。テーブルシンビジュームはテーブルの上で楽しめるということをコンセプトにシンビジューム同士の交配で作られ、和ランは和の趣を持つランということをコンセプトにシンビジュームと東洋ランを交配して作られたものだそうです。
☆☆☆ コチョウランの仲間 ☆☆☆
↑ ミニコチョウラン・ミスト ↓ ミディコチョウラン・ビッグリップ
リップ(唇弁)はミストではオレンジ色の部分ですが、ビッグリップは名前の通り、リップの部分が大きいです。
ランの開花シーズンは始まったばかりです。庭に花の無いこれから3月ぐらいまでの間、次々に花を咲かせて楽しませてくれると思います。