新年になってからも私の家の軒下でー8℃、ー9℃という日が何度もありました。温室の戸が結露が凍って開かなかったり、温室の屋根からツララが下がったり、日陰のバケツに張った氷がお昼を過ぎても融けなかったり、厳しい冷え込みが続いています。大子にある袋田の滝が9年ぶりに全面凍結の氷瀑が見られそうだとのことです。今年は例年に比べて寒さが厳しいので、寒冬のようです。(冬には平均気温が平年並みの並冬と気温が平年より高い暖冬、気温が平年より低い寒冬があるそうです。)
例年なら玄関前のパンジー・ビオラは、訪れる人が「ここだけ春のようですね。」と言うほど寒さに負けず元気に花を咲かせています。ところが今年は軒下に置いてあるものはいくらか花がきれいですが、そうでないものは花がドライフラワーのようになっています。株そのもが枯れそうなものもあります。
そんな中で元気に花を咲かせているのが、パンジーのローブ・ドゥ・アントワネットとドラキュラです。
↑ ローブ・ドゥ・アントワネット ↓ ドラキュラ
アントワネットとドラキュラはフリル咲きのパンジーでフリル咲きの中でも巻が強く球形のようになります。サトウ園芸が作出した品種で、種を蒔いて育てた中で2,3割しかフリフリにならない希少種なので、お値段もそれなりに高いです。ですから私の庭に数あるパンジー・ビオラの中でも特別扱いです。プランターは夜は玄関の中に取り込み、鉢植えは昔使っていた室内温室のガラスケース(今は軒下)に入れているので、いくらか寒さを防げるのだと思います。
アントワネットは8株あります。ローブ・ドゥ・アントワネットはアントワネットが着たフリルの美しいドレスのようなパンジーという思いを馳せて名付けたそうです。パステルカラーが豊富で、フリフリが可愛いので大好きなパンジーです。
ドラキュラは3株です。濃い紫に白や黄色の覆輪が入るのが特徴です。黒紫色と渦を巻く黄色の覆輪がドラキュラのイメージなのでしょうね。
3株目は覆輪がなくて紫色も少し薄いので、アントワネットのようです。
アントワネットもドラキュラも寒さが厳しくなるにつれ、ゴージャスなフリンジになると言うのですが、今年のような寒さではどうなのでしょうか?
一昨年から雑誌に紹介されて気になっていたアントワネットとドラキュラ、昨年はドラキュラを手に入れることができましたが、アントワネットは見ただけで、手に入れることはできませんでした。今シーズンやっと手に入れることができました。 これからますます寒さが厳しくなることが予想されます。花の色や形がどのように変わっていくのか、大切に見守って行こうと思います。