1週間ほど前から今季最強の寒気がやってくると騒がれていたので、覚悟していたら昨日の夕方から雪が降り出し、茨城には大雪注意報が出されました。水戸では7㎝の積雪があったようですが、私の住む所は2,3㎝の積雪で済みました。
しばらくぶりの雪景色でした。今朝は私の家の軒下でー7.5℃でした。小寒の時は-7℃だったので、それに比べれば思ったほどは冷え込まなかったと思ったのですが、とんでもなかったです。晴れても最高気温が3℃ぐらいにしか上がらず、お昼になっても結露が凍り付いた温室の戸が開かないほどでした。太陽の日が差しているのに、空気が冷たいという経験はあまりなかったように思います。これが最強の寒気なのだと納得しました。夕方4時には外気温が-2℃になっており、頬に当たる空気が痛いほどです。今朝より明朝の方が気温が下がりそうな気がします。
今回はプリムラ・ジュリアンです。寒中は玄関前のビオラやパンジーは、寒さで花が少ないです。その寂しさを補ってくれるのが、カラフルなプリムラ・ジュリアンの花たちです。園芸店やホームセンターには、プリムラが真っ盛りでカラフルなプリムラがたくさん並んでいます。
プリムラ・ジュリアンはサクラソウ科の多年草で、日本のサクラソウやクリンソウなどの仲間です。寒さには強いですが、夏の暑さに弱く、日本では一年草扱いです。
プリムラはヨーロッパ、中国、日本など世界各地に500種の原種があると言われています。プリムラ・ジュリアンは、サカタのタネが1972年にプリムラ・ポリアンサ(1950年代にアメリカでヨーロッパのプリムラの原種から作出した大型品種)とコーカサス地方(黒海とカスピ海に挟まれた地方)のプリムラ原種・ジュリエを元に交配し、ジュリアンと名付けたそうです。ジュリアンは一般的には、ポリアンサより葉や花が小さいとされているそうですが、最近では交配が進み、葉も花も大きなものが出来、ポリアンサとジュリアンを見た目で区別するのは難しいようです。しかもジュリアンは進化し、一重咲きだけでなく八重咲きやフリル咲きなど、花色や形、咲き方などバラエティーに富んだものが次々と作出されているようです。
一般的にジュリアンの名で並んでいるのは
といった花ですが、最近よく見かけるのがバラ咲きジュリアンと言われるものです。バラ咲きジュリアン・・・・・というプレートが付いています。
↑ キャンディマジック ↓ ザッハトルテ
↑ プリンアラモード
花の色といい、名前といい、可愛らしくてみんな欲しくなってしまいます。バラ咲きに限らず、他にも可愛い花ばかりです。可愛いネーミングも購買欲をそそります。
↑ ↓ ベルベットドレス
↑ アコーリス群青の空 ↓ 冬の冠
↑ ロココ姫 ↓ ブルーベリーパレット
↑ スフィンクス スフィンクスは広幅があり、いわゆるニュアンスカラーと言われる渋い色が特徴的です。
今出回っているジュリアンは温室育ちなので、外に置きっぱなしにはできません。毎日夜は玄関の中へ取り込みます。立春を過ぎビオラやパンジーが復活するまで、ジュリアンが玄関前を彩ってくれます。