まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

椿の花 2023-2 エレガンスシャンペンと円(まどか)

 今日は二十四節気の一つ大寒でした。一年で一番寒い時期ですが、私の家の軒下で0℃で、小寒の-7℃に比べるとそれほど寒くない大寒でした。昨夜雨が降ったらしく、空気がしっとりとしていて何となく春の気配を感じるほどでした。しかし油断はできません。週明けに今季最強の寒波が来るようです。まだまだ春は遠いようです。

 まつこの庭の温室では、椿が次々に咲いています。

↑ ↓ エレガンスシャンペン(極大輪唐子咲き)

 エレガンスシャンペンはアメリカで産出された洋椿です。前回紹介したエレガンススプレンダーの枝代わり(色違い)と言われていますが、エレガンススプレンダーの2番花もエレガンスシャンペンのように唐子咲きにはなりませんでした。エレガンスシャンペンのようなフリルの入った唐子咲きを期待していただけにちょっと残念です。それでも大輪のボタン咲きなので、これはこれで見ごたえがあります。

↑ ↓ エレガンススプレンダー(大輪ボタン咲き)

 椿の花は、大きさが5段階に分けられます。花径13~15㎝を極大輪、10~12㎝を大輪、7~9㎝を中輪、5~6㎝を小輪、4㎝以下を極小輪と呼ぶようです。エレガンスシャンペンは花径が15㎝もある極大輪です。

 エレガンスシャンペンとは反対に極小輪の椿も咲き始めました。

↑ ↓ 円(まどか)

 まどかは雪椿の変異種で、葉がお皿のように丸く凹んでいるのが特徴です。

 葉がお椀やスプーンの形になったり、中には筒形になるものもあるそうです。花は赤の極小輪の一重咲きになるそうですが、葉と同じように花弁の形が定まらないようで、一つ一つ形が違ったり繋がったりしているようです。

 他にもこんな椿が咲いています。

↑ スワンレイク(大輪千重咲き)  ↓ ブラックレース(中輪千重咲き)

↑ 玉ありあけ一番花(大輪ボタン咲き) ↓ 玉ありあけ二番花(大輪八重咲き)

どちらも同じ株に咲いた花ですが、全く別物のように見えます。1本の株でいろいろな形の花が咲き分けるのが椿の花の面白いところの一つです。

↑ 覆輪侘助(小輪猪口咲き)   ↓ 昭和侘助(小輪猪口咲き)

↑ 紅侘助(小輪筒咲き)  ↓ 太郎冠者(小輪猪口咲き)

 椿の花と言うと好き嫌いが分かれると思います。好きな人の中にも侘助椿のような侘び寂びを感じる日本らしい一重咲きの椿と、バラやボタンのような八重咲きの華やかな洋種椿を好む人に分かれると思いますが、私はどちらも好きです。年老いてから椿の世界を知ったせいか、どちらにも新しい発見があるように思えます。椿は秋口から春遅くまで、しかも花の少ない時期に花を楽しめます。今、花のマイブームが椿です。一つ一つ花開くのを楽しみに待っているところです。