まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

椿の開花シーズン始まる ❣❣

 北陸や北海道では、地元の人も驚くほどの大雪のようで、被害が出ているようです。私の庭も軒下で昨日の朝-6℃、今朝-5℃の冷え込みでした。年末はこれが寒さの底のようで、来週はいくらか暖かくなるそうです。

 私の庭では椿が咲き始めました。椿は秋から咲くものもありますが、冬からが本格的な開花シーズンのようです。椿は思っていたより寒さには弱いようで、耐寒温度が-8℃ぐらいなので、鉢植えは軒下や温室、ビニールハウスに取り込んであります。

↑ ↓ エレガンススプレンダー

 エレガンススプレンダーは、洋椿でアメリカで作出されました。八重のボタン咲きで、まるでバラのようです。カタカナ表記のものは大体洋椿です。

↑ ↓ 太神楽(だいかぐら)赤に白の斑入りです。

↑ ↓ 葵上(あおいのうえ)

 葵上は寒椿(サザンカ)と中国の椿の交配種です。花弁はサザンカを思わせます。

↑ ↓ 玉ありあけ(赤に白覆輪です。覆輪は縁取りのこと)

↑ 西王母(せいおうぼ) ↓ 錦の秋(吹っ掛け絞り模様)

細かい点の模様を「吹っ掛け絞り」(ふっかけしぼり)と言います。

↑ 桃雀    ↓ 吹雪白玉(吹っ掛け絞り)

 椿は、日本や中国を中心に温帯から亜熱帯にかけて200種以上の原種があると言われています。椿の北限に位置する日本には、青森以西の日本全国に自生するヤブツバキと、北陸地方に自生するユキツバキの2つの原種があります。日本にはこれらを元に交配された約1300~1500種に及ぶ園芸種があるそうです。花色は赤、白、ピンク、黄、2色咲きなどで、最近は黒赤、ピンク紫などの色も出てきたようです。咲き方としては一重、八重、千重、唐子咲きなどがあります。

 椿に似た花で同じツバキ科に属するサザンカは、日本固有種だそうです。椿は花弁が散る時に元がくっついた状態で落ちますが、サザンカは1枚1枚花弁がバラバラに散ります。花色や咲き方も同じようです。

↑ 乙女サザンカ   ↓ サザンカ・朝倉

↑ サザンカ・古金蘭(本来は白の絞り模様) ↓ サザンカ・丁子車(唐子咲き)

 唐子咲きと言うのはおしべの部分が花弁化したもので、唐子(中国の子ども)の頭のように見えることからこの名があります。椿ではよく見られるのですが、丁子車のようにサザンカでも椿と似たような咲き方をするものがあります。サザンカは椿と近縁種なので、交配が可能で、洋種椿にはサザンカが交配に使われたものも多いそうです。

 これから1月、2月、3月と椿が次々に開花するので、楽しみです。