今年の秋はランがあまり咲きませんでした。咲いても晩秋になってからわずかでした。冬のランも、特にシンビジュームは遅れているように思います。
今回は11月から12月にかけてまつこの庭の温室で咲いたランです。
↑ ↓ カトレア・ロエブリング
カトレア・ロエブリングは秋咲きのカトレアで例年は10月から11月にかけて咲くのですが、今春株分けして2株にしたところ、1株は11月に、2株目は12月に咲きました。置き場所が違うと咲き方も変わるのか、花色が違って見えます。
↑ カトレア・ロエブリング ↓ カトレア・インターメディア
カトレア・インターメディアは本来は春咲きで、今年の4月に咲いて、今回2回目の開花です。狂い咲きとしか言いようがありません。
↑ ↓ カトレア・ポーシャカニザロ
カトレア・ポーシャカニザロも秋のランで10月ごろに咲くのですが、やはり開花が遅れているような気がします。
↑ ↓ マキシラリア・シュンケアナ(ブラジル原産)
マキシラリア・シュンケアナは背丈が15㎝程度、花も径2㎝程度で小さなランです。株元に1輪ずつ小さな花を咲かせ、しかも花色が黒いので、花が咲いても見逃しがちです。昨年は数輪ずつですが1年中花を咲かせていたのですが、今春植え替えをしたせいか、しばらく花を咲かせませんでした。今ごろになって花を一度に沢山付けました。20輪ぐらいです。
↑ ↓ ミニコチョウラン
12月になると冬のラン、シンビジュームがどんどん咲き始めるのですが、今年はまだ2種類しか咲いていません。8月、9月に3鉢のシンビジュームの花茎が伸び初め、あまりの早さに大丈夫かなと心配していたら、案の定暑さでつぼみがダメになり、花を見ることはできませんでした。新しい花茎が上がってくる気配はありません。
↑ 和ラン・いろはいろ ↓ 和ラン・草薙(くさなぎ)
和ランはシンビジュームと東洋ランとの交配で作られたランです。一般的に小型のものが多いですが、いろはいろは背が高いです。いろはいろは花茎が3本あったのですが、1本は完全に枯れ、2本目はつぼみがほとんどダメになり花が2個しか咲かず、3本目が何とか咲きましたが、先端のつぼみはだめになり、完全とは言えない咲き方です。草薙はシュンランの血を引き継いでいるので、株元に2輪しか花を付けません。
お正月には、毎年私の温室で咲いているランの花を使って生け花を飾ります。今までだったらカトレアやシンビジュームの中から選んで使えたのですが、今の所使える花がいろはいろ1本だけで、どうなることやらちょっと心配です。