まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

冬のラン 2024-①

 能登半島地震、飛行機事故と不穏な一年を思わせるような事から始まった2024年ですが、もう1月が終わりです。例年に比べ、朝夕はそれなりに冷え込む日もありましたが、日中10℃を超える日が多く、寒中らしからぬ印象がありました。案の定今年の1月の平均気温が観測史上最高だったそうです。やはり暖冬だったのですね。

 今回は1月に咲いた冬のランです。今シーズンは花の咲くのが遅く、つぼみもあまり見えず、花の咲きが悪いです。昨夏の酷暑が影響しているのかもしれません。

 例年ならカトレア・ジョージキングは暮れのうちに咲いて、お正月の生け花に使うのですが、今年は開花が遅く間に合いませんでした。

↑ ↓ カトレア・ジョージキング

 花径は約12㎝ありますが、例年より小ぶりな印象があります。咲き始めはピンク色ですが、だんだんアプリコット色に変化していきます。私の大好きな色のカトレアです。去年株分けしたもう一株にも花が咲いたのですが、こちらは花がいじけて咲きました。花径が8㎝と一段と小ぶりで、しかも色が青みがかったピンク色で、まるで別の花のようです。もしかして別の花?と思い、ラベルを確かめたところ、やはりジョージキングで間違いないようです。

 他にもミニコチョウランが4種類咲いています。

このミニコチョウランは葉に斑が入っています。

↑ ↓ オンシジュームトゥインクル(香りあり)

↑ ミニバンダ・ヨネザワラ・ブルースター  ↓ マキシラリア・シュンケアナ

この小さな黒い花を付けるシュンケアナはもう2カ月ぐらい花を咲き続けています。

 例年1月には次々と開花するシンビジュームも今年はあまり成績が良くありません。つぼみもあまり見られず、中には今頃花芽らしきものが見えて来たものもあります。

↑ テーブルシンビジューム・ワインシャワー

↑ ↓ 和ラン・草薙

↑ ↓ 和ラン・丹頂

 和ランと言うのは、洋シンビジュームと東洋ランとの交配でできた小型のシンビジュームのことです。草薙は日本の原種シンビジュームと言われるシュンランの血が入っているので、株元に緑色の2,3輪の小さな花を咲かせます。丹頂は白の花弁に赤のリップが特徴的ですが、洋原種シンビジュームのエリスロスティルムの血が強く出ているようです。

 ランは冬咲きが多いので、例年ならブログで紹介するのが間に合わないほどなのに、今年は少なく寂しいです。

 明日から2月、1番寒い時期を脱し、これからは暖かい春へと向かっていきます。