2021年もあとわずかです。今年もコロナに始まりコロナに終わる1年でした。このところ感染者が全国で100~200人台を維持していたのですが、300人、400人と増え、第6波は覚悟しなければならないような状況になってきたようです。アメリカではオミクロン株の影響で1日あたり40万人を超える感染者が出ているそうです。日本でもオミクロン株が増えているようなので、年明けが心配です。
今年最後のまつこの庭は、まつこの庭の温室で咲く冬のランです。
☆☆☆ カトレアの仲間 ☆☆☆
↑ ジョージキング ↓ ピュアイエロー
ジョージキングは毎年お正月前後に咲きます。オレンジ色とピンク色が微妙に入り混じったアプリコット色で、私が大好きな色のカトレアです。ピュアイエローは本来の色はもう少しクリーム色がかった微妙な色なのですが、今年はオレンジが強く出たようです。スポットが入っているように見えますが、花弁に水がかかって痛んでできたシミです。
☆☆☆ オンシジュームの仲間 ☆☆☆
↑ カリヒ(今年4回目の開花) ↓ 原種オンシジューム・マクラタム
マクラタムは、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラスなど中南米原産の原種のオンシジュームです。
↑ 名前不明 バニラのような甘い香りを温室中に漂わせています。
☆☆☆ コチョウランの仲間 ☆☆☆
↑ ミニコチョウラン・リューズベリー ↓ ブルーミニコチョウラン
ブルーのコチョウランは珍しいです。
↑ フリル咲きミニコチョウラン ランの花のつくりは、花弁が6枚あるように見えますが、外側の3枚がガクで、内側の3枚が花弁になり、そのうち1枚だけ唇のような形をしているのでリップ(唇弁)と言います。これは花弁が3枚とも同じような形をしています。東洋ランでは三蝶咲きと言い、珍重されます。しかもこのコチョウランは花弁の縁がフリルがかっています。
↑ ミディコチョウラン ↓ ミディコチョウラン・パンダ
パンダのような模様がおもしろいだけでなく、リップが大きいビッグリップになっています。
☆☆☆ シンビジュームの仲間 ☆☆☆
↑ テーブルシンビ・イージーブリージー ↓ ラトゥールスプラッシュ
このシンビジュームは三蝶咲きです。しかもフラットに花弁が開かず、他のシンビジュームのようにガクが目立ちません。
↑ 和ラン・夕霧 前に紹介したときは花茎が10本ぐらいと書きましたが、よく数えてみたら花茎が15本上がっていてびっくりしました。まだ3本ぐらいは花が咲いていないのですが、これだけ咲けば見ごたえ十分です。
☆☆☆ その他のラン ☆☆☆
↑ マキシラリア・シュンケリアナ 花径が1㎝ぐらいの真っ黒な花を付けます。マキシラリアはフロリダ南部からアルゼンチンまでの広い地域に分布しますが、シュンケリアナはブラジル原産です。
例年ならお正月から春先まであちこちでラン展が開かれるのですが、今年もコロナの影響で開かれないのではないでしょうか。もし開かれても、東京まで電車に乗って出かける気にはなれません。ラン展巡りはまたおあずけのようです。
今年1年、まつこの庭にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。