まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

白花皇帝ダリアと雲南月光花

 12月も半ばとなりました。今年もあとわずかです。しみじみと月日の流れの早さに驚きます。今年は異常気象の連続で、まつこの庭の花も咲く時期がずれているものが多かったのですが、白花皇帝ダリアと雲南月光花ウンナンゲッコウカ)は温室へ入れて置いたせいか、例年通り今の時期の開花となりました。

 皇帝ダリアはメキシコ原産のキク科の植物です。茎が木質化するので、木立ダリアの別名もあり、3~5mの高さになります。短日植物なので、晩秋に開花します。普通の皇帝ダリアは花色がピンクで一重咲きですが、私の庭には八重咲きのピンク花と白花があります。八重咲きのピンク花は10月から約1カ月、一重咲きは11月の半ばから約2週間花が咲き続けました。白花は開花時期が遅く、私は外で自然に咲いたものを見た事がありません。今年も大霜が来る前にと11月の終り頃に、切り花にして温室に入れておきました。案の定、外に残したものは咲く前に大霜に当たりダメになってしまいましたが、温室に取り込んだものは無事花を咲かせました。

 八重咲きと言っても、中心のおしべが花弁化したアネモネ咲きで、花径は9~12㎝ぐらいで、一重咲きの半分ぐらいの大きさで、八重咲きのピンク花と同じぐらいです。一重咲きも混じって咲きました。

 白花皇帝ダリアは温室へ入れて置いても開花が今の時期なので、12月半ばまで霜が降りないという事は考えられないので、外で咲くのを見るのは不可能に近いですね。温暖化がもっと進むとあり得るかも知れませんが、それはそれで困った問題ですね。

 雲南月光花ウンナンゲッコウカ)は中国やインド原産のアマ科の半耐寒性常緑低木で、高さは0,5~1mぐらいで開花期は1~3月です。冬から春にかけて鮮やかな黄色の花を咲かせるので、中国では迎春柳(ゲイシュンヤナギ)と呼ばれるそうです。日本では水色の花を咲かせる亜麻の花に似ているので、黄花亜麻(キバナアマ)の和名があります。花の大きさは径5㎝ぐらいです。

 雲南月光花は地際から茎が何本も立ち上がる株立ち性で5本ある茎の内2本が太く、去年は沢山の花を付けたのですが、今年は太い茎の1本が枯れてしまい、それほどの花は付けませんでした。それでも月光花というにはあまりにも鮮やかな色なので、存在感があります。花の少ない時期ですから余計に有難い花です。温室へ入れなくても室内で十分に冬越し出来、3月ごろには開花するようです。

 これから庭では全くといってよいほど花がなくなりますが、温室の中ではランの花が開花シーズンを迎えます。今夏の猛暑がランにどんな影響を与えているか、ちょっと心配ですが、ランの開花を楽しみにしています。