まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

皇帝ダリア(ダリア・インペリアス)

 今朝私の家の軒下で-1℃を記録しました。降霜の予報通り、霜も降りたようで、場所によっては軟らかい葉が霜に当たり痛んでいました。満開を待っていた皇帝ダリアは、何とか寒さをしのいだようで、少しうなだれたようにはなっていましたが、花の色は変わりませんでした。

 皇帝ダリアは2週間前から咲き始め、満開になるのを待っていました。思ったほど気温が高くなく霜は降りませんでしたが、冬のような陽気だったせいか、なかなか満開にはなりませんでした。2,3日小春日和が続いたあと、冬将軍がやって来るというので、今年は満開の皇帝ダリアは見ることが出来ないかもしれません。

 私の庭には皇帝ダリアは3か所に植えて有りますが、植えたままで越冬できるので年々大株に育ち、それぞれ10本ぐらいずつ茎が立ちあがり、花を付けています。茎の頭頂にしか花を付けないので、しかも花が少なく、株のわりには寂しく感じます。

 皇帝ダリアはキク科ダリア属の多年草で、球根で増えます。茎は3~5m伸び、茎が木質化するので木立ちダリア、ツリーダリアなどの別名もあります。皇帝ダリアは学名のダリア・インペリアスの訳です。メキシコなど中米原産で、短日植物なので、11月の半ばごろから開花します。今年は例年より1週間ぐらい早く咲き始めたので、満開の皇帝ダリアを見られると期待していたので、ちょっと残念です。

 私の庭には八重咲きの皇帝ダリアもあります。

 八重咲きは一重咲きより開花が遅いと言われるのに、今年は10月の終り頃から咲き始め、1カ月近くになるので、盛りを過ぎています。

 八重咲きは背丈が2~3m程度で一重咲きよりは小さめです。花も一重は径16~18㎝ぐらいありますが、八重咲きは径9~12㎝ぐらいで、小さいです。花色もやや濃い目のピンク色です。八重咲きと言っても、おしべが花弁化した部分は小さく、俗にいうアネモネ咲きです。八重咲き皇帝ダリアの学名は、ダリア・エクセルサで、実際にはダリア・インペリアスの八重ではないそうです。日本では八重咲き皇帝ダリアで流通しています。

 八重咲きの中に1枝だけ一重咲きが混じって咲いていますが、確かに一重の皇帝ダリアとは形や大きさが違い、花弁が丸みを帯び、小さいです。

 私の庭には白の八重咲きもありますが、これは本当に開花が遅く、12月にならないと咲きません。私の庭ではまだ1度も庭で花を見た事がありません。毎年降霜の予報が出るとつぼみの茎を切って、温室へ入れて花を咲かせます。今年はつぼみが早く見えたので、今年こそ庭で咲く白の八重の皇帝ダリアが見られると期待していたのですが、やっぱり無理のようです。冬将軍が来る前に、今年も茎を切って温室へ入れることにしましょう。