ここ3,4日、私の家の軒下で0℃の日が続き、霜が降りるのが先か、皇帝ダリアが咲くのが先かとやきもきしていました。昨日は冷え込みが緩み、やっと皇帝ダリアが咲き始めました。去年に比べると1週間位遅かったです。
頭上高く咲くピンク色の花は青空に映えます。花の大きさは10㎝ぐらいです。例年より小ぶりな気がします。
皇帝ダリアはメキシコなど中南米原産のキク科の植物で、短日植物なので、日本では晩秋から咲き始めます。しかも厄介な事に寒さに弱いのです。降霜の時期と重なるので、毎年霜が先か、皇帝ダリアが先か、やきもきさせられます。
皇帝ダリアは背丈が3~5mになり、茎が木質化するので、木立ダリアとかツリーダリアとかの別名もあります。私の庭には10株ぐらいの皇帝ダリアがありますが、1番背の高いものは5mぐらいありました。今年は台風の直撃がなかったので、倒れることなく咲くものと思っていましたが、5日前の大風で半分ぐらいの株が茎が折れ、倒れてしまいました。たくさんのつぼみを付けていたので、重みに耐えられなかったのでしょう。茎は折れてもつぼみは無事の様なので、目の高さで花が楽しめそうです。明朝強い冷え込みが予想されているので、それをクリアーしての話ですが・・・・・・。
皇帝ダリアの他に八重咲き皇帝ダリアやガッツアリア(皇帝ダリアと普通のダリアとの交配種)、普通のダリアもまだ咲いています。
↑ ↓ 八重咲き皇帝ダリア
↑ 3m位の高さで咲く八重咲き皇帝ダリア
↑ ガッツアリア・レッド ↓ ガッツアリア・アプリコット
↑ ガッツアリア・ローズ ↓ 普通のデコラ咲きのダリア
白の八重咲き皇帝ダリアはやっとつぼみが見え始めたところです。
↑ 白の皇帝ダリア ↓ 霜で葉が傷んだ白の皇帝ダリア
植えてある場所によっては霜が降りたところもあります。
他にも霜と戦っている(?)植物があります。
↑ ↓ 皇帝ヒマワリ
皇帝ヒマワリもやはり中南米原産で短日植物なので、皇帝ダリアと咲く条件はほぼ同じです。明日霜が降りなければ、花が見られると思います。
↑ ↓ エンゼルトランペット
まだまだたくさんつぼみが残っています。最後まで咲けるかどうかは降霜次第です。エンゼルトランペットは以前は6月頃から咲き始めましたが、私の家のエンゼルトランペットは最近は夏には咲かず、すっかり秋の花になってしまいました。
フォックスフェイスの花はともかく、実が完全に黄色くなり、完熟して欲しいです。
降霜と戦っていたのはこれらの植物だけでなく、福神草の冬越し準備もありました。福神草は寒さに弱く、この辺では地植えでは冬越しができません。1mぐらいの穴を掘って埋めるか、暖房設備のある温室に取り込むかしないと冬越しは無理だと言われています。昨年は暖冬だったせいか、我が家から福神草がお嫁にいった先からは、地植えのまま土をかけただけで、お米の袋に入れて物置で、発泡スチロールの箱に入れて室内で冬越しできたという報告が寄せられました。今シーズンは私も地植えで冬越しできるかどうか実験しようと思っています。穴を掘る代わりに土を盛り上げることにしました。盛り上げるのは考えていたよりずっと大変で、どのくらい盛り上げればよいのかも分からず、掘り上げて温室に取り込むほうがずっと簡単だということが分かり、4株で諦めました。なにしろ温室の中だと球根をころがしておくだけで冬越し出来るのですから。もっともここに到るまではいろいろ試行錯誤がありましたが・・・・・。
昨日やっと鉢植え10鉢、地植え10株すべての株の冬越し準備が終わりました。福神草は1夏過ぎると一回りも二回りも株が大きくなるので、とにかく大変です。
ブログを通してアパート住まいの方から福神草の冬越しをどうしたらよいかという質問を受けました。私自身は穴を掘ることと温室に取り込むことしかやったことがないので、発泡スチロールの箱に入れることを教えてあげましたが、今年は寒い冬になりそうだというので無事冬越しできるかどうかちょっと心配です。