11月になってからコロナ感染者が増えて来て第3波がやってきたなと思っていたら、全国的に第2波以上の感染者が出るようになって来ました。私の住む茨城も17日に55人ととんでもない数の感染者が出て、ちょっと外出するのが心配になりました。また買い物の回数を減らすようです。
例年皇帝ダリアと一緒に咲くはずの皇帝ヒマワリが、今年は少し遅れて咲き始めました。青空に黄色の花は映えます。
皇帝ヒマワリは皇帝ダリアと同様にメキシコを中心とする中南米原産のキク科の植物です。皇帝ダリアと同じ短日植物なので、晩秋から咲き始めます。しかも寒さに弱いので、霜が降りると花はダメになります。
皇帝ヒマワリはメキシコヒマワリとか、ガリバーヒマワリとかの別名もあります。ヒマワリと名前はついていますが、普通のヒマワリ(サンフラワー)とは同じキク科の植物ですが、ヒマワリはヘリアンサス属、皇帝ヒマワリはチトニア(ニトベギク)属だそうで、直接の仲間ではないようです。皇帝ヒマワリの和名はニトベギクと言うそうです。
茎が木質化し、背丈が3~5m位になります。私の家の皇帝ヒマワリは5mぐらいあり、1株から7茎もあがり、大株になっています。
花は茎の頭頂に咲くので、花がよく見えません。折れるのを覚悟して茎を曲げて花の写真を撮りました。
花径は8㎝前後で皇帝ダリアよりは花が小さいです。とにかく高い所で花を咲かせるので、目の前で花を楽しめないのが残念です。
皇帝ダリアと皇帝ヒマワリは同じキク科の植物なので花の形は似ていて花の色が違うだけで、原産地も短日植物であることも寒さに弱いことも皇帝と言う名前が付くほど背が高くなることもよく似ています。違うところは、皇帝ダリアは地上部が枯れても地下茎で冬越し出来ますが、皇帝ヒマワリは株全体が枯れてしまい、翌春芽を出すことはありません。皇帝ダリアと皇帝ヒマワリの木質化した茎はよく似ているのですが、皇帝ダリアは挿し木が可能ですが、皇帝ヒマワリは皇帝ダリアと同じように挿し木をしても芽が出て来ません。でも売られている皇帝ヒマワリの苗は挿し木したものだと思われます。また挿し木に挑戦してみようと思います。
このところ小春日和が続き、霜が降りないので、皇帝ダリアやエンゼルトランペットが次々に花を咲かせています。花の少ない今の時期、これらの花は貴重です。
皇帝ヒマワリも皇帝ダリアもエンゼルトランペットも残っているつぼみ全部を咲かせてあげたいなあ、満開の姿をブログで紹介出来たらいいなあと思っています。