立春を過ぎてから寒くなったり、暖かくなったりのジグザグ天気が続いています。日ごとの気温差だけでなく、１日を通しての昼夜の気温差や南北に長い日本列島の北と南の気温差も大きくなっているそうです。２,３日前ですが、北海道でー３３℃、沖縄で２０℃、その差５３℃と言う日があったそうです。寒気と暖気のせめぎ合いの結果だそうです。
何はともあれ、春に向かって進んでいることは確かなようです。
今回は冬のランの４回目です。シンビジュームのマリーローランサンが花盛りです。
優しい色合いのピンクの濃淡の大きな花を咲かせます。ピンク色の濃淡がフランスの画家マリーローランサンの絵の雰囲気にぴったりなのでこの名があります。咲き始めはカップ咲きですが、だんだん花が広がり、花径が７,８㎝になります。花もちがよく１００日ぐらい咲き続けると言われます。リップの色が一段と濃いピンク色になり、最終的には花径が１０㎝近くなります。高さが１ｍぐらいの大株になります。私のマリーローランサンは１０号鉢（直径３０㎝）に植えてあり、温室の中では一番の存在感があります。
今年は花茎が７本上がりました。２本は途中でダメになりましたが、５本は花が咲きました。１茎に咲く花が５輪ぐらいから１０輪と数は少ないですが、素人にしては上出来だと思います。
マリーローランサンが作出されたのは昭和の終わり頃だったそうですが、限定栽培品種なので、今でも高価です。花の豪華さといい、値段といい、バブル時代の遺産のような花だと思います。株が大きく、場所を取り、取り扱いが少々面倒ですが、やはりこのマリーローランサンが私は１番好きです。毎日うっとり見とれています。
最近TVのCMでマリーローランサンが育毛剤の原料として使われていることを知りました。興味をもって調べてみると、マリーローランサンのバルブ（株元の膨らんだ部分）から根と葉を切り離した状態で１年間一滴の水を与えなくても成長すると言う驚異的な生命力を持っている事が分かったそうなのです。バルブをアルコール漬けにして摘出したエキスに発毛効果があるとされ、育毛剤に利用されているのだそうです。
ランの香りが香水に利用されていることは知っていましたが、育毛効果があることには驚きました。花を鑑賞するだけではないのですね。
温室の中では他にもこんなシンビジュームが咲いています。
☆☆☆ テーブルシンビジューム ☆☆☆ テーブルに飾って楽しめるシンビ
↑ ルビーアイズ・ウインク ↓ ミリオンベール
☆☆☆ 和ラン ☆☆☆ 洋ランのシンビと東洋ランとの交配種
↑ 大和撫子 ↓ 夕霧
↑ 五穀豊穣 （微かな香りがあります。）
☆☆☆ 下垂性シンビジューム ☆☆☆ 花茎が自然と枝垂れます。
↑ 湖衣姫（コイヒメ）
☆☆☆ 原種シンビジューム ☆☆☆
↑ トラシアナム（中国、タイ、ミャンマー原産）大型のシンビジュームで花茎は１ｍぐらいあり、アーチ状に曲がり１０数輪の大きな花（花径１２㎝位）を付けます。まだ咲き始めたばかりです。
ここ３日ほど３６,７～３６,９℃の微熱が続き、コロナに罹ってしまったのではないかと恐怖に駆られました。平熱が３５℃台なので、３６,５℃を超えると人様には笑われそうですが、私にとってはただ事ではないのです。少し頭痛はするけれど、喉が痛いわけではない、嗅覚味覚も異常ない、何でも美味しく食べられる、コロナのわけがない、でも微熱が続くのはなぜ？と、３日間を悶々と過ごしましたが、昨日から３５℃台になり、ちょっと一安心というところです。
コロナのワクチン接種が各国で始まりましたが、いろいろ課題が出て来てなかなか進まないようです。日本でも予定通りにはいかないようですね。オリンピックも森さん問題で大荒れのようですし、どうなるのか心配です。
