5日は「小寒」で、「寒の入り」でした。
小寒とはまだ寒さは最大ではないというような意味ですが、「小寒の氷、大寒に解く」と言う故事もあるほど寒の入りを迎えて、寒さはいっそう深まるようです。小寒から節分までを「寒の内」と言い、立春に「寒の明け」を迎えるまで厳しい寒さが続くそうです。この期間に出すのが「寒中見舞い」です。とは言え、今朝など私の家の軒下でー7℃でした。もっと寒くなるのでしょうか。来週は少し寒さが緩むそうですが。
今回は、寒中のまつこの庭の様子です。
庭は霜枯れ、枯れた草花の整理をしなければならないところですが、12月になってから坐骨神経痛が起こり、ここ2週間は歩くのもままならず、庭は荒れたままです。それでもいくつか花が咲き、秋の実が残っていて、霜枯れた庭に彩りを添えています。
日本スイセンとか寒咲きスイセンとか言われ、今の時期に咲くスイセンで、ヒガンバナ科の球根植物で毒をもっています。スイセンはスペインやポルトガルなど地中海沿岸が原産地ですが、日本には中国を経由して渡来したそうです。スイセンは中国名の水仙を音読みしたもので、「水辺に育ち、仙人のように寿命が長く清らか」と言う意味だそうです。もともとは海岸に自生するそうで、日本では群生地が海岸沿いのことが多いですね。
↑ ↓ ソシンロウバイ(下の写真の紺色の実はヤブミョウガの実)
ロウバイは、中国原産のロウバイ科の落葉低木で、江戸時代初期に日本に渡来したそうです。ロウバイハは花弁が黄色で、内側が暗紫色をしていますが、内側まで黄色のものをソシンロウバイと言います。蝋細工のような花を咲かせるので、この名があるようです。香りもあり、小鳥が好んで食べにくるそうです。寒い時期に咲く貴重な花です。
庭のあちこちにあるナンテンは半分は小鳥のごちそうになりましたが、まだたくさん実が残っています。白実のナンテンもあったのですが、生け花に使おうと思ったら、早々と小鳥のごちそうになっていたのには驚きました。白は目立たないと思うのですが。このナンテンもいつまであるやら。
↑ ↓ まだまだたくさん生っているユズの実
これからボタボタと実が落ち、お掃除が大変です。特に道路に面している所はユズが車に轢かれると迷惑をかけます。
↑ ↓ ローヤガキ
↑ ↓ アオキの実(4月頃まで実が残ります。)
玄関前のビオラたちは朝は凍り付いていますが、日中は元気を取り戻します。それがとても不思議です。軒下に置いてあるとはいえ、さすがに葉や花は痛んでしまい、痛々しいです。大寒のころは花がなくなります。
お正月には間に合わなかった松竹梅の寄せ植えの梅も咲き始めました。
↑ ↓ 梅・見驚(ケンキョウ)
優し気な薄ピンク色の八重咲きの梅の花でした。庭にある枝垂れ梅は濃い花色の八重の紅梅なので、新鮮に感じました。
花ではないですが、寒中ならでは見られるのが、枯れた植物にできる繊細な霜柱です。植物のシモバシラの霜柱が美しいそうですが、シモバシラでなくても、枯れた植物には花に負けず劣らずの美しい霜柱ができるのですね。
まつこの庭にはノラの猫ちゃんも顔を見せます。「魔女の宅急便」に出てくるキキのような猫です。黒い毛がピカピカでしっぽがシュッとしてスリムな猫だったのですが、夫が「クロ」と名付け溺愛してせっせとご飯をあげるので、最近は体が重たそうです。
コロナ感染が急拡大です。2,3日前、いよいよ第6波に入ったかなと思ったら、感染者が2倍、3倍・・・・、オミクロン株は感染率が高いとは言っていましたが、やっぱりと言う感じです。アメリカでは感染者が1日あたり100万人を超えたとか、イギリスやフランスも20万人を超えたとかで、日本の比ではありません。アメリカやブラジルデなどではインフルエンザとコロナに同時に罹る「フルロナ」の患者が見つかっているそうです。しかもワクチン未接種の子どもに多いとか。コロナはまた新しい局面を迎えたようです。このオミクロン株で収束するのではないかと言われていますが、日本では第6波は第5波以上の感染者が出るのではないかとも言われています。自分では罹らないように、外出を自粛して今まで通りの生活を心がけるつもりです。