関東地方が梅雨入りしました。先週に続いてまた台風が来ています。先週の豪雨被害が癒えないうちに、また次の被害が起こらなければよいのですが。
5月ごろから10月ごろまでの半年間、まつこの庭の玄関前を飾るのは、ペチュニアとカリブラコアです。
ペチュニアはブラジル原産でナス科の植物で、ペチュニアはブラジル先住民の言葉でタバコ(煙草)を意味するそうです。和名はツクバネアサガオと言います。
ブラジルに自生する赤紫色のペチュニアと南アフリカに自生する白いペチュニアをもとにヨーロッパやアメリカで品種改良が進められ、多様な品種が作出されたそうです。
1989年にサントリーが、日本の高温多湿の気候に適応できるように品種改良したペチュニアが「サフィニア」です。雨に強く波のように広がって咲くように改良し、波のイメージ「サーフィン」とペチュニアを合わせて「サフィニア」と名付けたそうです。ヨーロッパでも大人気となり、これを機に益々品種改良が進んでいるようです。
最近は一重咲きだけでなく、八重咲きや2色咲きも作出され、花の大きさも大きいものは径10㎝程度から小さなものは2㎝程度のものまで大小さまざま、色も赤、赤紫、青紫、黒紫、白、ピンク、黄、緑とバラエティーに富んでいます。
↑ さくらさくら ↓ サフィニアアート・ももいろハート
↑ ピスタチオ・クリームレイ ↓ スーパーチュニア・ビスタミニ・ブルースター
↑ スーパーチュニア・ビスタミニ・ピンクスター ↓ ビスタミニ・クリスタル
ブルースターとピンクスターは花径が3㎝程度、クリスタルが2㎝程度のミニペチュニアで、カリブラコアの花の大きさとほぼ同じです。
↑ ダリアとガザニアとペチュニアの寄せ植え(ペチュニアはポッチュニア・ビッコラブルーアイス)
↑ キャンバスプランター(アスチルベ、ペチュニア・ポッチュニア・カナリーイエロー、アジュガ、アジサイ・モナリザ)
カリブラコアはペチュニアによく似た花を咲かせますが、花径は大きくても4㎝程度でほとんどは2,3㎝程度です。南アフリカ原産で、ペチュニアと同じナス科の植物で、以前はペチュニア属に分類されていたそうですが、30年ぐらい前にカリブラコア属として独立したそうです。カリブラコアは花も葉も小さく、何より茎が木質化し、ペチュニアより蒸れや寒さにも強く、冬越ししやすいです。花形も咲き方も色も、ペチュニア同様バラエティーに富み、楽しみの多い植物になっています。
↑ ミリオンベル・プチホイップの寄せ植え(紫はラベンダーシャワー)
↑ プチホイップ・マーマレード ↓ プチホイップ・ピーナッツバター
↑ アロハダブル・アプリコット ↓ ブルームタスティック・ラベンダークォーツ
ラベンダークォーツは花径が4㎝もあり、カリブラコアの中では花が大きい方だと思います。
↑ ↓ プチホイップ・ショートケーキ
↑ ↓ ウノダブル・ホワイトベインピンク
プチホイップ・ショートケーキとウノダブル・ホワイトベインピンクは名前が違いますが、私が見ると全く同じに見えます。
↑ コリウス、センニチコウ、チェリーセージ、カリブラコア・キャラメルの寄せ植え
ペチュニアやカリブラコアは玄関の軒下に置いてありますが、梅雨に入り、花に痛みが見えてきました。梅雨を乗り切るのに、切り戻しをしなければなりません。思い切って切ることにしましょう。