まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

ジャカランダの花

 私の庭には、花を付けず、観葉植物化している植物がいくつかあります。ハンカチの木、プルメリアストレリチアヒスイカズラ、バニラ(ランの仲間)、ジャカランダ、ぺトレアなどです。珍しい花、変わった花、新しい花大好きな私は見ると欲しくなり、我が家へ迎え入れるのですが、花がなかなか咲きません。生育温度や日照時間、樹高などある程度年数を経ないと咲かないものもあり、条件を満たさないと開花にまで至らないようです。その中でもペトレアは一昨年花を見ることができました。その他はまだ花を見ることができていません。

 つい最近近くの花木センターで、花付きのジャカランダの接木苗を見つけました。あまりの安さに「0は3つじゃないよね、2つだよね。」と0の数を一つ一つ数え直すほどでした。

 ジャカランダは南米原産のノウゼンカズラ科の落葉高木で、世界3大花木の一つです。世界3大花木はジャカランダ(紫雲木、シウンボク)、フランボヤン(鳳凰木、ホウオウボク)、スパテデア(火焔木、カエンボク)です。紫雲木と火焔木はノウゼンカズラ科、鳳凰木はマメ科、紫雲木は花色が紫で鳳凰木と火炎木は赤です。いずれも熱帯産で、樹高が15m以上に育たないと花は咲かないようです。

 ジャカランダは乾期の終り頃落葉し、樹冠が花で埋まるそうです。熱帯地域ではこのジャカランダが街路樹に使われるそうですが、樹高15mにもなる木が何本も並んで、木の枝いっぱいに青い花を付ける姿は見事でしょうね。

 私が初めてジャカランダの苗を手に入れたのは15年以上も前です。その頃は3大花木の1つで、珍しい植物であることしか知識がなかったので、温室へ入れて置けば花が咲くだろうぐらいに思っていました。温室に根を下ろして天井に届くほど大きくなっても、花を咲かせる気配がなく、諦めていました。観葉植物のコーナーに並んでいるジャカランダの苗は、花を見るものではなく、あくまで観葉植物として寄せ植えなどに使うものと心得るのが良いことを知ったのは、ここ3,4年のことです。私の温室で天井まで伸びたジャカランダはせいぜい3mぐらいですから、花を見ることは出来ないでしょう。株が小さくても花を咲かせる種類も通販雑誌に紹介されていますが、高額なので手を出す気にはなれませんでした。

 今回手に入れたジャカランダは、青紫色のきれいな花で、花を見られて大満足です。来年また花を見ることはできるのでしょうか。ちょっと心配です。