まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

ホヤの花 2023-4

  台風7号が発生したようです。6,7号の影響で遠く離れた私の住む茨城でも、時おり台風特有の雨が突然降っては止んだりしています。乾いた庭には恵みのうれしい雨ですが、雨上がりは気温が下がっても湿度が高く、蒸し暑いのがやり切れません。これから1週間は、毎日雨の予報です。

  今日8日は立秋です。暦の上では秋を迎え、残暑という表現になりますが、実際は残暑には程遠そうです。お盆を過ぎればいくらか暑さが和らぐかもしれません。

 今回はまつこの庭の温室で咲いたホヤの花の4回目です。

 今回初めて開花したのは、カリストフィラとクミンギアナサンライズと名前の分からないホヤです。

↑ ↓ カリストフィラの花

 カリストフィラの小さな花は花径1㎝ぐらいですが、赤味を帯びた外花弁は後ろに反り返ります。20個ぐらいの小さな花が球状になりとても可愛い花ですが、直径5㎝ぐらいにしかなりません。花も変わった色合いをしていますが、葉の方が観賞価値が高いように思います。硬いグリーンの葉に濃いグリーンのラインが入り、とても目を引く模様の葉です。                  ↓ カリストフィラの葉

↑ クミンギアナの花  ↓ クミンギアナの葉

 クミンギアナは赤と緑のコントラストが可愛いホヤで小さな花は花径0,8㎝ぐらいで、球形にはならず、円盤状になり、下を向いて咲きます。斑入りのクミンギアナもありますが、まだ私の温室では咲いた事がありません。おそらく同じような花が咲くと思います。                    ↓ クミンギアナの斑入り葉

↑ ↓ サンライズの花

 サンライズの花は前回紹介したオブスクラの花と形、色、咲き方がよく似ています。全く同じと言っても、過言ではないと思います。

↑ ↓ オブスクラの花

 サンライズもオブスクラも花径は0,5㎝ぐらいですが、円盤状に下を向いて咲きます。花色は強いて言うならば、サンライズの花は白っぽい黄色あるいは黄色、オブスクラの花はピンクがかった黄色あるいはオレンジ色と微妙に色合いが違いますが、花の大きさや形、咲き方はほとんど同じです。オブスクラの葉は紅葉することで知られていますが、サンライズも同様で区別が付きません。

↑ 左側の指で摘まんでいる方がサンライズの葉、右側がオブスクラの葉です。

 調べてみると、サンライズはオブスクラとラクノーサの交配種だそうです。サンライズの花色はラクノーサの影響を受け、葉はオブスクラの影響を受けているようです。似ていてあたり前ですね。

↑ ラクノーサの花  サンライズとオブスクラの花に比べるとやや小さい感じはしますが、花のかたちや咲き方はよく似ています。

↑ ↓ 名前不明のホヤ

 近くの花木センターで手に入れたつぼみ付きの大株のホヤですが、残念なことに名前がありませんでした。葉がカルノーサに似ているので、カルノーサの系統かなと思います。

↑ ?のホヤの葉    ↓ カルノーサの葉

 花が咲いてビックリ、花はカルノーサにそっくりですが、

 カルノーサの花の大きさは花径が1,5㎝ぐらい、花色はサクラランの別名通り淡いピンク色ですが、名前の分からないホヤは花径が2,5㎝ぐらいと大きく、花色も濃いピンク色です。おそらくカルノーサの変種か交配種と思われます。

 他にも今年2回目、3回目のこんなホヤが咲いています。

↑ ↓ カルノーサ・コンパクタの花

↑ ↓ カルノーサ・コンパクタの花

 カルノーサ・コンパクタはカルノーサの葉が巻いたものですが、小さな花はカルノーサと大きさは同じですが、何株もあるので、花色がグラデーションになったり、花弁の縁にフリルがはいったり、変化があり、楽しめます。球は半分ぐらいにしかなりません。コンパクタの名前の由来はここにあるのかもしれません。

↑ ↓ カウダータの花

↑ プビカリクス・ロイヤルハワイアンパープル   ↓ ザンバレス

 サンライズとオブスクラの花があまりにも似ているので、ネットで調べている時に宇都宮にホヤ好きの店主が営む観葉植物の専門店があることを知り、さっそく行ってみました。宇都宮は北関東自動車道を使うと我が家から1時間ぐらいで行ける場所なので、花木センターやホームセンター、園芸店へはよく行きます。そのお店はよく行く園芸店の近くでした。ホヤ好きは本当らしく、私が全く知らないホヤが並んでいてビックリ!! 期待を裏切らないお店でした。また一つ宇都宮へ出かける楽しみができました。