まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

ホヤの花 2023-5

 9月になりました。厳しい残暑と次々に発生する台風で、なかなか体や心をゆっくり休ませることができません。バスケットボールの日本チームの大躍進が、暑さを吹き飛ばしてくれました。何でもにわかファンになる私は、夫も呆れるほどの大興奮でした。

 今回はまつこの庭の温室で咲いたホヤの花の5回目です。

 今年初めて咲いたのは、ヘウスケリアナ(ホイシュケリアナ)です。

 とにかく花が小さいです。1つの花の花径は0,5㎝に満たないような大きさなので、5~8個集まっても3㎝程度の大きさにしかなりません。外側の花弁はこれ以上開かず、隙間から星形の内花弁が顔を覗かせています。とにかく花が小さいので、近寄らないとこの花の可愛らしさは分かりません。

一度に4か所も花を付けるのは初めてです。

 前回紹介した名前の分からないカルノーサ系と思われるホヤがまた咲きました。

↑ 4つのつぼみ    ↓ 1つ目開花

↑ 3つ開花

 今回同時期にカルノーサ・パープルが咲きました。パープルは花径が2㎝ぐらいで不明の花は2,5㎝と大きさは違いますが、花の形や色は不明の花にそっくりなので、もしかしたらカルノーサ・パープルかもしれません。

↑ ↓ カルノーサ・パープルの花

 カルノーサは変異が多く、カルノーサ・パープルもその一つですが、基本のカルノーサは、葉が緑一色で淡い桜色の花を咲かせます。それが別名サクラランの由来です。

↑ ↓ カルノーサ・パーフェクトグリーン

 カルノーサ・パーフェクトグリーンは大株が2株あるので、何度も花を咲かせます。そのうちの1株は今回1度に5個も咲かせてビックリです。

 この株は天井までつるを伸ばしているので、1枚の写真に収められません。

 カルノーサ・パーフェクトグリーンの葉一色の葉の中にクリーム色の斑が入ったものをエキゾチカと言います。花はパーフェクトグリーンとほとんど変わりません。

↑ カルノーサ・エキゾチカの葉  ↓ カルノーサ・エキゾチカの花

 カルノーサ・パーフェクトグリーンの葉の縁にクリーム色の斑が入ったものをバリエガータと言いますが、そのクリーム色がピンクや赤に変わったものをリップカラーと言います。

↑ ↓ リップカラーの葉

↑ ↓ リップカラーの花

 リップカラーの花はパーフェクトグリーンの花よりピンクが濃いです。パーフェクトグリーンの花の先端は丸みがかっていますが、リップカラーの花は少し尖っています。

 カルノーサの葉が巻いたものをコンパクタと言います。

↑ コンパクタの葉とつぼみ   ↓ コンパクタの花

 コンパクタの花はパーフェクトグリーンの花とほぼ同じ大きさですが、色が少し濃く、グラデーションがあったり、縁がフリルがかったりと株によって変異が見られます。なにより違うのは、小さな花が集まった球体の大きさで、パーフェクトグリーンの花の半分ぐらいです。くるりと巻いた葉の間に咲く花はとても可愛らしいです。

↑ カリストフィラ   ↓ オブスクラ

 私の温室ではまだ花を咲かせたことのないホヤがいくつかありますが、初めてつぼみをもったものがあるので、1か月後の開花がとても楽しみです。