まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

初秋の花

 台風13号が静岡に上陸しようとしています。台風からは離れた千葉が台風の影響で豪雨になっていて、台風の進み具合によっては、茨城にも大きな影響が出そうです。私の住む所は今のところは、台風特有のいきなりダアーッと強い雨が降ったり、止んだりという繰り返しも無く、静かな雨が降り続いていて、風も無く、台風が近づいていることを感じさせません。しかも台風は蒸し暑い空気を伴うのが常ですが、今私の家の軒下で20℃で、涼しく感じます。こんなに低い気温は何カ月ぶりでしょうか?

 まつこの庭では初秋の花が咲き始めました。猛暑続きで、「今年は秋が来るのかしら?」と思うほどでしたが、庭の植物は敏感に秋の気配を感じ取っていたのですね。

 ヒガンバナが咲き始めました。

 ヒガンバナはまつこの庭では例年お盆のころから咲き始めます。今年は早くからヒガンバナが出る辺りをキレイにして置いたのですが、8月の終りになってもその気配が全く無く、今年はどうしたのだろうと心配していました。9月初めにしばらくぶりにまとまった雨が降ったあと茎が伸び始めたのを見つけたと思ったら、あっという間に花を咲かせました。

 ヒガンバナヒガンバナ科の球根植物で、昔中国から渡来したと言われています。お彼岸の頃に花を咲かせるので、この名があります。曼珠沙華マンジュシャゲ)と言う別名もありますが、サンスクリット語で「赤い華」と言う意味だそうです。

 緑色の茎と黒っぽい茎の2種類のヒガンバナが混じっていて、10数本茎が上がって来たので、しばらく花を楽しめそうです。

 他にもこんな秋の花が咲き始めました。

↑ シュウカイドウ(秋海棠)   ↓ 白花シュウカイドウ

 シュウカイドウは中国原産で、江戸前期に渡来し、漢字で秋海棠と書き、春に咲く海棠の花に似ているので、秋に咲く海棠の意味で秋海棠(シュウカイドウ)の名があります。私の庭では8月ごろから咲き、秋よりは晩夏の花のイメージです。

↑ ↓ シュウメイギク秋明菊)・ダイアナ

 シュウメイギクはキクの名が付いていてもキク科の植物ではなく、中国原産のキンポウゲ科の植物です。アネモネなどの仲間です。ダイアナはシュウメイギクの園芸種で、私の庭とは相性が良いらしくとにかくよく増えます。秋はシュウカイドウとシュウメイギク・ダイアナがピンクの庭を作ります。

↑ 白花ジンジャー   ↓ 黄花ジンジャー

↑ 手前オレンジジンジャー、向こう側黄花ジンジャー 

 ジンジャーはインド原産で、別名ジンジャー・リリーとかガーランド・リリーと言います。白花はとても良い香りを発しますが、その他の色のものはほとんど香りません。私の庭では8月の終り頃から咲き始めるので、晩夏の花のイメージです。 

↑ シオン         ↓ ヘクソカズラ

 ヘクソカズラはアカネ科のつる植物で、株全体に嫌な臭いがあることからこの名があります。花の中央が赤く、お灸の跡にも見えることからヤイトバナの別名もあります。    

↑ ジュズダマの花   丸い玉の先にぶら下がっているのが雄花で、雌花はそのもとにあります。花が終わるとこの丸い玉が白や黒に変わります。この玉をつなげて数珠にしたので、ジュズダマの名があります。

 今日8日は二十四節気の一つ白露(はくろ)です。このころになると昼夜の気温差が大きくなり、朝夕には露が下りるようになります。昔の人はこれを白露と名付けたそうです。田畑や里山では実りの季節を迎えます。

 私の庭はまだまだ夏の花が元気いっぱい咲いています。一方では秋の花が咲き始め、木の実が色付き始めます。しばらくは夏の花と秋の花を一緒に楽しめそうです。