まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

初秋の木の実・草の実

 9月も半ばになり、お彼岸を迎えるというのに、暑さがどうにも収まりそうにありません。夜は25℃以下になり熱帯夜は避けられそうですが、日中は34℃前後で、相変わらず真夏日は避けられないようです。朝夕辛うじて秋になっても、日中はしばらく真夏のようです。

 まつこの庭では、春から夏にかけて花を咲かせた植物に実が生っています。まだ緑色のものもあれば、色付き始めたものもあります。初めて見た実もあります。

↑ カキ    ↓ カリン

↑ アケビ    ↓ クランベリーツルコケモモ

↑ ムラサキシキブ    ↓ シロシキブ

↑ ↓ カラスウリ

↑ オキナワスズメウリ   ↓ フウセンカズラ

↑ ジュズダマ    ↓ ヤブミョウガ

↑ ↓ ホオズキ(鬼灯)

 ホオズキは東アジア原産のナス科の多年草で、日本へは古い時代に中国から薬草として渡来したそうです。初夏に白い小さな花を咲かせ、受粉すると果実と共にガクの部分が生長し、ガクは袋状となり果実を包みます。果実とガクは最初緑色ですが成熟するとオレンジ色になります。このオレンジ色の実が提灯のように見えることから鬼灯という漢字を当てたそうです。他にもカメムシ(旧名ホオ)がこれを好むからとか、実を頬に含んで音を出して遊ぶからとか、名前の由来はいろいろあるそうです。また赤い実をヤマタノオロチの目に見立てて、「アカカガチ」とか「カガチ」という別名もあるそうです。

 実が熟してからガクの部分の組織が繊維だけ残して無くなると、中の赤い実が透けて見えるようになります。「透かしホオズキ」と言ってわざわざ水に入れて組織をとかして作り、ドライフラワーとして楽しむようです。私の庭ではそれが自然にできます。自然のアートですね。

 私の庭ではこんな珍しい実も見られます。いずれも私の庭で実を付けたのは初めてで、しかも私自信実を見ること自体初めてです。

↑ ↓ テイカカズラの実

 この細長いマメのサヤのような実を付けたのは、テイカカズラです。テイカカズラはめったに実を付けないそうです。今年は異常なほどたくさんの花を咲かせたからかもしれません。めったに花を見ることは無いというテイカカズラの仲間のハツユキカズラの花も今年見たので、異常気象の影響もあるのかもしれません。

 テイカカズラの花は2㎝程度ですが、実は20㎝ぐらいあります。1つの実が2又に分かれているのが特徴的です。

↑ オキシペタラム・ブルースターの実   ↓ はじけた実

 オキシペタラムの実は8㎝ぐらいで、元が少し膨らんでいます。実がはじけ始めたので、このあとどうなるのか楽しみです。

↑ ホヤ・オブスクラの実   ↓ ホヤ・オブスクラの花

 ホヤに実が生るということが衝撃的でした。花が咲けば実が生るのは植物としては当たり前のことなのですが、今まで見た事が無かったので驚きです。実の長さは5㎝程度ですが、形はテイカカズラの実よりはオキシペタラムの実の方に似ている気がします。テイカカズラとホヤはキョウチクトウ科の植物で、オキシペタラムはガガイモ科の植物です。3つの実の形はよく似ています。この後この実がどのようになっていくのか観察を続けたいと思います。

 

 マスクを付ける人が少なくなってきたなという印象のコロナですが、このところ感染者が増え、第9波に入っているそうです。新たなオミクロン株「エリス」が出てきたそうです。最近知り合いが家族そろってコロナに感染したということを聞き、油断せず、気を引き締めて感染防止を心がけようと思っています。