まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

ホヤの花 2023-1

 まつこの庭の温室では、ホヤの花が咲き始めました。ホヤの花のシーズン到来です。

↑ パキクラダ   ↓ カルノー

 ホヤは東アジアから太平洋諸島、オーストラリアに約200種が自生しているそうです。ホヤはキョウチクトウ科のつる植物です。葉は多肉質で、花は花径0,5~1,5㎝程度の小さな花が集まって花径5~10㎝程度の球形、または円盤状の大きな花を形作ります。花期は初夏から秋で、花には香りがあり、花色は白やピンク、赤、紫、黄色などで、繰り返し咲きます。 

 ホヤと言うと日本の沖縄にも自生するカルノーサ、別名サクラランが一般的だと思います。優しい桜色で、サクラランはここに由来します。とても良い香りがします。小さな花の花径は1,5㎝程度で小さな花が集まって10㎝程度の球形の花を形作ります。

↑ カルノーサの花   ↓ カルノーサの葉

 葉の形は同じで、花が紫色のものをカルノーサ・パープルと言います。

 カルノーサの葉が巻くように変形したものがカルノーサ・コンパクタです。

花は同じような形、大きさですが、色がやや濃く、カルノーサが花径10㎝程度の球形になるのに対して約半分ほどの大きさです。コンパクタは何株もあり、個体差があります。外側の花弁がフリルがかっているものもあります。

 葉や花がカルノーサに似ているのが、プビカリクスです。

↑ プビカリクスの花   ↓ プビカリクスの葉(カルノーサよりやや細目)

 葉の形、質感が全く違い、まるで多肉植物の葉のような葉をもったホヤもあります。

↑ パキクラダの厚みのある葉   ↓ パキクラダの花

 花は白で花径1㎝程度で、カルノーサやプビカリクスは外側の花弁もフラットですが、パキクラダの外側の花弁は後ろに反り返ります。

 まつこの庭で初めて咲いたホヤが2種類あります。1つはオブスクラ、花色は黄、2つ目はカーティーシー、花色は白です。

咲き始めはカルノーサと同じように外側の花弁はフラットに開くのですが、すぐに後ろに反りかえります。小さな花の花径は0,5㎝程度で、球形にはならず、円盤状です。

葉に赤味を帯びるのが、オブスクラの葉の特徴です。

↑ カーティーシーの花     花色は白で、花径0,5㎝程度で外側の花弁が反り返り、円盤状になるのは、オブスクラの花と似ています。

↑ ↓ カーティーシーの葉(葉は丸く、銀色の模様があります。)

 カーティーシーは初めて咲いたはずですが、以前からまつこの庭で何回も咲いたことのあるラクノーサに花の形、花色、大きさが同じといっていいほど似ています。

↑ ラクノーサの花   ↓ ラクノーサの葉

葉は小さく細長いです。花を一度にたくさん付ける所はとてもよく似ています。

 ホヤの開花シーズンは始まったばかりです。晩秋までホヤの花が楽しめそうです。