まつこの庭の温室では、ホヤの花が咲き始めました。ホヤの花のシーズン到来です。
↑ パキクラダ ↓ カルノーサ
ホヤは東アジアから太平洋諸島、オーストラリアに約200種が自生しているそうです。ホヤはキョウチクトウ科のつる植物です。葉は多肉質で、花は花径0,5~1,5㎝程度の小さな花が集まって花径5~10㎝程度の球形、または円盤状の大きな花を形作ります。花期は初夏から秋で、花には香りがあり、花色は白やピンク、赤、紫、黄色などで、繰り返し咲きます。
ホヤと言うと日本の沖縄にも自生するカルノーサ、別名サクラランが一般的だと思います。優しい桜色で、サクラランはここに由来します。とても良い香りがします。小さな花の花径は1,5㎝程度で小さな花が集まって10㎝程度の球形の花を形作ります。
葉の形は同じで、花が紫色のものをカルノーサ・パープルと言います。
カルノーサの葉が巻くように変形したものがカルノーサ・コンパクタです。
花は同じような形、大きさですが、色がやや濃く、カルノーサが花径10㎝程度の球形になるのに対して約半分ほどの大きさです。コンパクタは何株もあり、個体差があります。外側の花弁がフリルがかっているものもあります。
葉や花がカルノーサに似ているのが、プビカリクスです。
↑ プビカリクスの花 ↓ プビカリクスの葉(カルノーサよりやや細目)
葉の形、質感が全く違い、まるで多肉植物の葉のような葉をもったホヤもあります。
↑ パキクラダの厚みのある葉 ↓ パキクラダの花
花は白で花径1㎝程度で、カルノーサやプビカリクスは外側の花弁もフラットですが、パキクラダの外側の花弁は後ろに反り返ります。
まつこの庭で初めて咲いたホヤが2種類あります。1つはオブスクラ、花色は黄、2つ目はカーティーシー、花色は白です。
咲き始めはカルノーサと同じように外側の花弁はフラットに開くのですが、すぐに後ろに反りかえります。小さな花の花径は0,5㎝程度で、球形にはならず、円盤状です。
葉に赤味を帯びるのが、オブスクラの葉の特徴です。
↑ カーティーシーの花 花色は白で、花径0,5㎝程度で外側の花弁が反り返り、円盤状になるのは、オブスクラの花と似ています。
↑ ↓ カーティーシーの葉(葉は丸く、銀色の模様があります。)
カーティーシーは初めて咲いたはずですが、以前からまつこの庭で何回も咲いたことのあるラクノーサに花の形、花色、大きさが同じといっていいほど似ています。
葉は小さく細長いです。花を一度にたくさん付ける所はとてもよく似ています。
ホヤの開花シーズンは始まったばかりです。晩秋までホヤの花が楽しめそうです。