まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

実生のバラ

 まつこの庭には、植えた覚えのないバラが数本あります。そのほとんどはつるバラです。花の大きさや色、花の咲く時期からノイバラ、ツクシノイバラ、キング、安曇野の実生ではないかと想像しています。

★★★ ノイバラの実生 ★★★

↑ ノイバラ

↑ 実生1   ↓ 実生2

 ノイバラは花径が2~3㎝程度ですが、実生1は同じぐらいの大きさで、色が濃いピンクで、これだけ濃いピンクはめずらしいと思います。実生2は花が大きく約4㎝程度で淡いピンクです。フリルがかっているのが、とても可愛いです。ノイバラは早い時期に咲きますが、同じ時期に咲いたので、実生1,2はノイバラの子だと思います。

★★★ ツクシノイバラの実生 ★★★

↑ ↓ ツクシノイバラ

 ツクシノイバラは漢字で書くと筑紫野茨で、筑紫は九州を意味し、鹿児島、宮崎、熊本、山口に自生するそうです。日本全国に自生するノイバラの変種で、ノイバラより花が一回り大きく、4㎝程度あります。花柄には細かい毛が生えているのが特徴です。

↑ ↓ 実生3

 実生3は花の大きさがツクシノイバラとほとんど同じで、色がやや薄いですが、やはり細かい毛が生えているので、おそらくツクシノイバラの子だと思われます。

★★★ キングの実生 ★★★

↑ ↓ キング

 キングは古くから日本各地で栽培されていますが、ノイバラの交配種、又は交雑種と言われているそうですが、詳しいことは分かっていないそうです。私の庭には私が嫁いできた時にはすでにあり、義母が挿し木苗を庭のあちこちに植えたらしく、キングと思われるバラが3株あります。

↑ ↓ 実生4

 キングは花色が濃いローズ色で、花径は5㎝程度ありますが、実生4は花色と大きさは同じようで、キングはポンポン咲きで蕊が見えませんが、実生4は蕊が見えます。おそらくキングと何かの交雑種だと思われます。

★★★ 安曇野の実生 ★★★

↑ ↓ 安曇野

 安曇野は赤の一重咲きで、花径は3㎝程度です。

↑ 実生5   ↓ 実生6

 実生5は実生4にそっくりですが、4は花径が5㎝、5は3㎝と大きさが全く違います。5と6も大きさが3㎝でよく似ていますが、5は花弁が2段の八重咲きですが、6は3~4段あります。

↑ 実生7(花径は3㎝、八重咲きですが、花弁がこれ以上開かないようです。)

 実生5、6、7は花の大きさから安曇野の交雑種と思いましたが、4と5があまりにも似ているので、もしかしたらキングと安曇野の交雑種かもしれません。キングも安曇野もちょうど今花の盛りで、近くに2本は植えてあるのです。

 庭にバラの芽が出るたび、どんな花が咲くのかなと楽しみです。可愛い色や形の実生のバラを見てしまったので、花が咲くまで2年でも3年でも待ってしまいます。白のノイバラが咲くとあきらめがつき処分ができるのですが、咲くまでは期待してしまいます。今つぼみをつけて咲くのを待っている実生のバラ8があるのですが、どんな花が咲くのか、とても楽しみです。