まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

ホヤの花 2022-5

 気温が急降下して11月並みの陽気だそうです。今朝私の家の軒下で13℃でした。一昨日は日中30℃、真夏の陽気で、昨日は20℃、今日はお昼近くになっても外は13℃のまま、晩秋の陽気で、あまりの気温差は老体には応えます。こたつの準備が必要ですね。

 NHKの「いば6」の天気コーナーで、今年25℃以上の夏日が水戸で120日、つくばで124日あったと言っていました。1年の1/3は夏ということになるのでしょうか。日本から春と秋がなくなったとよく言われますが、正にその通りです。来週はまた気温が上昇すると言っていたので、夏日はもっと増えるでしょう。

 今回はまつ子の庭の温室で9月に咲いたホヤの花です。

 9月の終り頃から咲き始めて、今盛りを迎えているのが、リネアリスです。リネアリスは秋咲きのホヤです。

 ホヤの葉はほとんど楕円形のものが多いですが、リネアリスはちょっと変わっていて松葉のようです。

 細長い棒状の葉をびっしりと付けた30~80㎝の長い茎を下垂させ、先端に花径1㎝ぐらいの白い花を付けます。他のホヤのように花はボール状にはならず10~15個の花を円盤状に咲かせます。リネアリスは、ネパール、中国雲南省原産です。

 花の咲き方は、花の大きさは違いますが、ラクノーサに似ています。

↑ ラクノーサ     ↓ ヘウシュケリアナ

 ヘウシュケリアナは1つの花が5㎜に満たない小さな壺形の花です。外側の花はこれ以上開かず、隙間からホヤ特有の星形の花(副冠)が覗いています。(ホヤの花は花弁が二重になっていて外側の花は花冠と言い、内側の花を副冠と言うそうです。)

↑ カルノーサ    ↓ カルノーサ・リップカラー

↑ ↓ カルノーサ・コンパクタ

↑ ↓ カルノーサ・パープル

 リップカラー、コンパクタ、パープルはカルノーサの変異種で、葉や花の色が少しずつ変わっていますが、花の形は似ています。カルノーサはインド、ミャンマー、中国南部原産ですが、沖縄にも自生しています。↑ ホヤ・ムルティフローラ・天の川

 ムルティフローラはホヤのほとんどがつる状になりますが、これは木立性です。葉が緑一色のものを彦星、縁にクリーム色の斑が入ったものを織姫と言います。花は色、形とも同じです。花弁がとがっているのが特徴的で、流れ星のようです。

↑ 天の川・織姫  ↓ 天の川・彦星のつぼみ

 急に気温が下がって来たので、もうホヤはシーズンが終わりそうな気配です。温室に暖房を入れる季節になりました。せっかく再びつぼみを付けた彦星は、開花できるでしょうか。(ムルティフローラは暑くても、つぼみが落下して開花できないのです。) 

 これからの季節、温室はホヤに替わり、ランの開花シーズンを迎えます。