まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

秋の山野草 2

 10月になってからの天気の目まぐるしさと言ったら、驚きです。夏から冬に1日で変わるのですから。10月初旬の冬並みの気温は史上初のようです。私の庭の温室に暖房を入れたのも、茶の間にこたつをセットしたのも、去年より2週間も早かったです。今日は昨日より気温が10℃高くなる予報でしたが、日中は20℃にも満たず、しかも午後から晴れのはずでしたが、一日曇りで、天気予報は大外れのようです。

 今回は、秋の山野草の2回目です。今私の庭はピンク色のシュウメイギク・ダイアナが盛りです。

 シュウメイギクキンポウゲ科多年草で、中国・台湾原産です。日本へは古い時代に中国から渡来したそうです。京都の貴船地方に野生化したものが見られ、貴船菊(キブネギク)とも言われるそうです。名前にキクが入っていても菊の仲間ではなく、キンポウゲ科アネモネの仲間だそうです。キブネギクは濃いピンクの八重咲きだそうです。

 ダイアナはピンクの濃淡の一重咲きですが、とても丈夫で、私の庭のあちこちにピンクの群生を作っています。ダイアナは日本で30年ぐらい前に作出されたそうですが、ダイアナ元妃と関係があるのかどうかは分かりません。30年前と言うと日本ではダイアナフィーバーが起こった頃ですから、もしかしたらダイアナ元妃に因んで名付けられたのかもしれません。

 私にとってシュウメイギクと言うと白い一重咲きを思い浮かべるのですが、どういうわけか私の庭では増えてくれないのです。

 淡いピンク色のシュウメイギクもあります。

 シュウメイギクの花のまわりにある花弁に見えるものはガクで、花弁は退化したそうです。
 

 他にもこんな山野草が咲いています。

↑ 白花ホトトギス   ↓ シモバシラ

↑ ノコンギク    ↓ ハマギク

↑ シオンと白ダリア    ↓ ススキとワレモコウの寄せ植え

↑ フジバカマ   ↓ 白花フジバカマ

↑ ↓ アキギリ 

↑  白花アキギリ    ↓ キバナアキギリ

 アキギリはシソ(サルビア)科の多年草で、日本の原種サルビアと言われています。春に花が咲く桐(キリ)の花によく似ているので、秋に咲く桐と言う意味で秋桐(アキギリ)と名付けられたそうです。アキギリは紫色が普通種ですが、変異が多く、紫の濃淡、ピンクの濃淡、白などがあります。キバナアキギリは色が違うだけでアキギリに姿形がそっくりですが、アキギリの変異種ではなく、アキギリは学名がサルビア・グラブレッセンス、キバナアキギリサルビア・ニポニカと言い、区別されているようです。自生地もアキギリは中部地方から近畿地方キバナアキギリは本州、四国、九州と異なっているようです。

 私の庭では、白とピンクが自然交配してできた白にピンクの筋模様のアキギリがあります。

↑ ↓ ギボウシ・グアカモール   

 グアカモールはとても良い香りがします。中国原産のタマノカンザシの交配種で、ピンクを帯びた白の花色と爽やかな香りを引き継いでいるようです。

↑ ギボウシ・コガラシ   葉がねじれているのは風のせいではないか、しかも花の時期が10月なので風は木枯らしなのではないか、それでコガラシ(木枯らし)と名付けられたのではないかと言われているそうです。

 

 コロナ感染者が確実に減ってきてはいますが、東京は2000人台、茨城は500人台です。昨年の今ごろは東京は100人以下、茨城は10人以下でした。慣れと言うのは恐ろしいと思います。500人でも減ってきていると思ってしまうからです。第6波が下がりきらないうちに第7波がきたように、下がりきらないうちに、第8波が来るのではないでしょうか。コロナ後遺症に苦しむ人の番組などを見るとちょっと油断している自分に気づき、心新たに気をつけなくちゃと思っているところです。