まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

夏のまつこの庭 ⑥ お盆のころ

 13日から16日はお盆です。先祖の霊をお迎えし、感謝し、お送りする行事で、正式名称は盂蘭盆会(うらぼんえ)と言うそうです。精霊馬(しょうりょうま)や鬼灯(ほおずき)、盆花などの盆飾りを用意し、13日の盆の入りには迎え火を焚き、16日の夕方には送り火を焚いて祖霊をお見送りします。精霊馬はキュウリやナスに4つ足を付け牛や馬をかたどったもので、祖霊はこれに乗って帰ってくるとされ、鬼灯は祖霊の足元を照らす提灯にみたてられたようです。盆花はキキョウ、オミナエシミソハギ、ユリなどが供えられるようです。

 私の住む地域は提灯を持ってお墓まで祖霊をお迎えに行き、提灯を持ってお墓までお見送りに行きます。家々によって細かなお盆の習わしなどがあって、私が嫁いできたころは義母にあれこれと細かいことを支持され、そのうえ親戚に海水浴やゴルフなどのただの宿代わりにされ、フルタイムで働いていた私にとっては(ご先祖様には申し訳ないですが)お盆は一番嫌な行事でした。今となっては懐かしい思い出になってしまいました。義母や叔父叔母が亡くなり、私も年老いて、最近は簡単に盆棚を飾る程度で済ませています。

 一般的に最近はお盆の行事も簡略化され、先祖のお墓参りだけするようです。

 今の時期のまつこの庭は、雑草の生長に私の手が回らなくなり、ヤブガラシカラスウリなどでジャングル化しています。昨日訪れた妹が、「花が綺麗で、草はそんなに目立たないよ。」と言ってくれたのが救いです。

 今一番の盛りはサルスベリルドベキア、福神草です。

 サルスベリは中国原産のミソハギ科の落葉小低木で、江戸時代以前に渡来したと言われています。

 名前の由来は、白いすべすべした幹肌が木登り上手のサルでも滑り落ちるだろうと言う例えから来ているそうです。サルスベリは別名百日紅と言われるように花期が長いことで知られています。私の家のサルスベリはまだまだたくさんつぼみを持っています。

↑ 左ルドベキア、右オミナエシ、奥キバナコスモス  ↓ 福神草

 ルドベキアと福神草はまだまだ花が楽しめそうです。

↑ ヤブガラシの花   ↓ カラスウリの花

 ヤブガラシカラスウリはいろいろな植物に絡まって、ジャングル化させ、私の庭の困りものですが、ヤブガラシの花はアオスジアゲハを呼び、カラスウリは妖しいほど美しい花を咲かせます。

 八重咲きのレンゲショウマの花が咲きました。

↑ 八重咲きレンゲショウマ  ↓ 一重咲きレンゲショウマ

 一重のレンゲショウマは外回りの7枚の花弁に見えるものはガクで、内側の薄紫色の部分が花弁で、八重はやはり外側にガクがあり、花弁は20枚ぐらいです。八重は薄紫色がなくなっているのが、ちょっと物足りない感じです。

 今の時期、他にこんな花も咲いています。

↑ センニンソウ(仙人草)   ↓ アサガオ団十郎

↑ ↓ ガウラ(白蝶草)

↑ ↓ ムクゲ

↑ 温室で咲くアンスリューム   ↓ アンスリューム・スカンディスの実

↑ 温室で咲く木立ベゴニア・月宮殿    ↓ ハツユキカズラ

↑ バラ・ブリリアンアイスバーグ  ↓ バラ・カクテル

↑ ミニバラ・グリーンアイス    ↓ ミニバラ名前不明

 以前だったらお盆を過ぎると涼しくなるものでしたが、最近はお盆を過ぎても涼しくなることはないようです。しかも台風が次々にやって来ます。天気図上に3つも4つも台風が並ぶことに驚きです。台風7号が関東に明日接近するようです。2019年の千葉を襲った台風に似ているというので、ちょっと心配です。大きな被害が出ない事を願っています。