台風10号が来ていますが、毎日天気予報を見るたび、台風の進路が西にズレています。関東地方への直撃はないようですが、連日のゲリラ雷雨は遠く離れていてもその影響のようです。被害がないことを願っています。
今回は7月から8月にかけてまつこの庭の温室で咲いた夏のランです。もともと夏のランは少ないのですが、猛暑のせいかあまり咲きません。
↑ ↓ オンシジューム・カリヒ
カリヒはオンシジューム・クラメリアナムとオンシジューム・パピリオとの交配種です。クラメリアナムはアンデス山脈の西側のコスタリカ、パナマ、ペルーなどの原産で、パピリオはアンデス山脈の東側のコロンビア、ギニア、ブラジルなどの原産です。この2つは色、形、大きさなどほとんど同じで、その交配種であるカリヒもほとんど同じで、素人には区別がつきません。カリヒですら時期によって花形やもようなどが違うので、ましてや区別は難しいランです。
私はカリヒを1鉢しか持っていませんが、1mぐらいの2本の茎が立ち上がっていて、交互に1カ月おきぐらいに1つずつ花を咲かせています。花が終わると花弁は落ちますが、茎は残り、上へ上へと花を咲かせていきます。2019年の秋に初めて花を見て以来、翌年には花茎が2本となり、初夏から秋まで交互に花を咲かせています。いつまでこの茎は花を咲かせ続けるのでしょう。新しい葉が出て来ないのが、ちょっと心配です。
ランの花はガクが3枚、花弁が3まいあります。カリヒは昆虫の触角を思わせる3本の突起がありますが、真ん中が3枚あるガクの1本で、その両隣は3枚ある花弁の2枚にあたります。下に下がっている丸い形をしたものが花弁で唇の形をしているので、唇弁と言います。唇弁の上から垂れ下がっている2枚はガクです。花の形も変わっていますが、つくりも変わっています。
↑ ↓ バンダ・ルースネアリー
バンダ・ルースネアリーは日本の風蘭(フウラン)とミニバンダとの交配種で、さわやかな色と香りが特徴です。花茎が2本上がって、時期をずらして開花しました。
↑ バルボフィラム・エキノラビウム(インドネシア原産)
↑ ↓ ミニコチョウラン・ブルーハート
↑ ↓ ミニコチョウラン・リューズベリー
↑ ↓ ミニコチョウラン
↑ ↓ ミニコチョウラン
↑ ↓ ミニコチョウラン
↑ ↓ 大輪コチョウラン
8月もあと少しで終わりだというのに、暑さは一向に衰えないようです。さすがに一時期の35℃超えは無くなりましたが、それでも33℃前後の日が続いています。まだまだ夏は続きそうです。