まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

初秋のラン

 10月も半ばを過ぎ、秋も深まって来ました。日中は夏日になる日もありますが、朝夕は冷え込み、秋らしさを感じます。

 今回は、9月から10月にかけてまつこの庭の温室で咲いた初秋のランです。とにかく夏があまりにも酷暑であったせいか、枯れてしまったランもあり、花を咲かせたランはわずかです。

★★★ コチョウランの仲間 ★★★

↑ ミニコチョウラン・ブルーバード   ↓ ビッグリップ・パンダ 

↑ ↓ ミニコチョウラン・リューズベリー

 このミニコチョウランは8月から3カ月も咲き続けています。


↑ ↓ ミニコチョウラン

↑ ↓ ドリティノプシス

↑ ドリティノプシス・ケネス・シューベルト

 ドリティノプシス属はドリティス属とコチョウラン属(ファレノプシス)との交配で人工的に作られた属だそうです。

 ブルーハートもケネス・シューベルトコチョウランの中ではブルーの花色は珍しいです。ブルーの花を咲かせるランは弱いのですが、この暑さをよく乗りきって花を咲かせたと感心するばかりです。

↑ 原種コチョウランビオラセア(スマトラ、ボルネオ、マレーに自生します。)ビオラセアは「董色の」の意で、ボルネオ産は菫色で、マレー産は菫桃色だそうです。色から見るとマレー産のようです。

★★★ その他のラン ★★★

↑ ↓ バンダ・ルースネアリー

 日本のフウラン(風蘭)との交配種なので熱帯性のバンダより耐寒性があり、丈夫なようです。爽やかな香りもあります。花茎が3本上がったのですが、1本しか咲きませんでした。

↑ ↓ オンシジューム・カリヒ

 カリヒは同じオンシジュームのクラメリアナムとパピリオとの交配種です。クラメリアナムはコスタリカパナマエクアドル、ペルーのアンデス山脈の西側に分布し、パピリオは西インド諸島、コロンビア、ギアナ、ブラジル、アンデス山脈の東側に分布します。どちらも見た目はカリヒと同じような色、形で、3つを見分けるのは素人には無理だと思います。花茎は1mほどあり、先端に1花ずつ花を咲かせます。私の持っているカリヒは2茎あり、同時に咲く時と交互に咲く時とがあります。9月には2茎に同時に花が見られましたが、10月は1週間ぐらいズレました。花の上部にある昆虫の触角を思わせる突起は3本有りますが、真ん中がガクで、両隣の2本は花弁だそうです。下の丸い部分は花弁で唇弁と言い、唇弁の上に垂れ下がったものがガクだそうです。ランの花のつくりはしみじみとおもしろいと思います。

 

 パレスチナイスラエルの戦争が始まって、もうすぐ2週間になります。この地域は昔から紛争が絶えなかったそうですが、ニュースを聞いていると、イスラエルパレスチナ、ガザ、ハマスユダヤ、アラブなど国の名前、民族、宗教などいろいろな単語が出て来てそれらが複雑に絡み合い、老化した頭ではなかなか理解が難しいです。パレスチナ(アラブ人が住む)のガザ地区を支配する過激派武装集団ハマスイスラエルユダヤ人が住む)を攻撃し、自分たちの国を作るのが目的のようです。一般市民や子どもたちが犠牲になるのが戦争の常ですが、一刻も早く収まって欲しいですね。