まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

夏のまつこの庭 ⑦ 処暑のころ

 今日8月22日は二十四節気の一つ処暑(しょしょ)です。処とは「止まる」、「留まる」という意で、処暑は文字通り暑さが止まることで、暑さがいくらか和らぐころです。お盆を過ぎると日中は相変わらず残暑が続きますが、夕方になると風には涼しさが感じられ、どこからともなく虫の音が聞こえてくるようになり、秋の気配が感じられるようになります。

 とはいえ、最近の処暑のころは依然として真夏並みに気温が高く、今年は長期予報では9月と10月もまだまだ暑さが残り、秋を感じられるのは11月になってからだろうと言っています。海水温も高いので、台風がいくつも発生し、日本各地に豪雨をもたらしているようです。

 まつこの庭では夏の花がまだまだ元気いっぱいに咲いていますが、秋の花も咲き始めました。お盆を過ぎると咲き始めるのがジンジャーです。今年も例年通りの開花です。

↑ ↓ ジンジャーの花

↑ ↓ ジンジャーのオレンジ花

 ジンジャーは、インド、ネパール、マレーシア原産のショウガ科の半耐寒性球根植物です。カンナや福神草も同じ仲間です。日本へは江戸末期に渡来し、明治以降ジンジャーリリーや花縮紗(はなしゅくしゃ)の名で栽培されるようになったそうです。花色は白、黄色、オレンジ色などがあります。特に白花は香りが良いです。私の庭のオレンジ花は香りが感じられません。地植えで冬を越し、増えるので、庭のあちこちに植えてあります。霜が降りる頃まで花を楽しめます。

↑ メドーセージ(青)とカンナ    ↓ カンナ(左)とジンジャー(右)

↑ カンナ   ↓ リコリス・スプレンゲリ

↑ 福神草    ↓ キバナコスモスとシソ

↑ ↓ 2鉢目のレンゲショウマ

 1鉢目のレンゲショウマは1カ月ぐらい前に咲きましたが、この株は遅いようです。

↑ サルビア・コクシネア   ↓ セロシア

↑ アメリカフヨウ    ↓ ボタンクサギ

↑ ヤブラン  

↑ ヤブミョウガの実   ↓ カラスウリの実  

   

↑ ↓ コンニャクの実

 8月の初めにコンニャクの実が色付き始めたことを載せましたが、あれから約3週間、半分ほど色付いていた実が全部色が変わりました。実を発見した時は、実は直径4㎝、高さ15㎝ぐらいだったのが、直径8㎝、高さ25㎝ぐらいに生長していました。1粒の大きさも径5㎜ぐらいだったのが、1,5㎝ぐらいと大きくなっていました。後から出て来た葉だけの茎も2mぐらいに育ち、実を隠していたのですが、雨で葉茎が倒れてしまい、遠くからも実が見えるようになりました。実の色がオレンジ色から朱色に変わったので、余計に目立ちます。小鳥のごちそうになるのでしょうか。

↑ エンゼルトランペットの花

 エンゼルトランペットは、例年私の庭では9月のお彼岸を過ぎるころから咲き始めますが、今年は1カ月ぐらい早い開花です。私はエンゼルトランペットを育て始めてから25年以上経ちますが、初めの頃は6月に1度咲いて、7月8月は休んで9月になってから2度目が咲くという感じでした。私がブログを始めたころは、6月には咲かず、9月になってから咲き、しかも11月の霜が降りるころまで2,3回咲くというように変わって来ました。気候変動の影響でしょうね。

 最近、「例年なら・・・」と言う言葉が通用しなくなったことを痛感します。特に昨年地球は温暖化の時代から沸騰化の時代に変わったと言われましたが、今年の異常な暑さは正にそれだなと思います。植物もそれに合わせて必死に生きようとしていることを感じます。私の庭の記録として始めたブログですが、それを辿るとよく分かります。

 早く涼しくなるといいですね。