今の季節大暑から立秋までの間が1年中で一番暑く、連日猛暑続きです。まつこの庭の花々は、日中あまりの暑さに息も絶え絶えの様子です。この猛暑に清涼感を与えてくれる白と紫のレンゲショウマの花が咲きました。
私はこの花を初めて見ました。妹からつぼみがたくさん付いた鉢植えをもらったのです。妹はTVでレンゲショウマの群生を見て、魅入られたそうです。確かにこの紫と白の花は可愛らしいです。こんなすてきな花に巡り合え、妹に感謝です。
花径は4㎝程度で、外側の白い花弁状のものはガクで、内側の紫色をした小さなものが花弁です。残念なことにこの花は下を向いて咲くので、花を持ち上げないと、花の顔が見えないのです。ガクは二重になっていて、茎の付け根に紫色の3枚、
その上に重なるように白い花弁状のものが6枚あります。紫色の花弁は13枚あるようです。花弁の中に見える白い棒状のものがめしべ(?)で4本あり、その周りの黒っぽっいものがおしべでしょうか。
レンゲショウマは、日本固有種のキンポウゲ科の落葉性の山野草で、東北地方から近畿地方の太平洋側のやや湿った林にに自生しているそうです。耐寒性は強く、耐暑性がやや弱いそうです。草丈は1~1,5mぐらい、7~8月に開花します。シェードガーデン向きの植物として、外国でも人気があるそうです。
レンゲショウマは漢字で書くと、蓮華升麻で、蓮華はハス、升麻はサラシナショウマのことで、花はハスの花に、葉はサラシナショウマに似ているので、レンゲショウマの名があるそうです。
↑ レンゲショウマの葉
レンゲショウマとよくセットで紹介されることの多いキレンゲショウマは、レンゲショウマの変種ではなく、全く別物だそうです。レンゲショウマはキンポウゲ科、キレンゲショウマはユキノシタ科(アジサイの仲間)の植物だそうです。キレンゲショウマは花が黄色でレンゲショウマに似ていることからこの名があるそうですが、図鑑などで見るととても似ているとは思えない花の形です。
夏の暑さを和らげてくれる福神草も咲き始めました。まもなくヤブミョウガと福神草の花で白い庭になるでしょう。