連日猛暑続きで、熱中症アラートが出続けています。地球は温暖化の時代から沸騰の時代に入ったというのには、ただ驚くばかりです。こうも暑い日が続くと、それなりに体が慣れてきて、1日の過ごし方もスタイルができてくるようです。朝夕2時間ぐらい庭仕事をするようにし、あとはエアコンの効いた部屋で過ごすようにしています。夜温が下がり、雨が降らないので湿度が低く、蒸し暑くないので、エアコンをかけないで、扇風機だけで眠れるのが、救いです。(何よりエアコンをかけるのか切るのか、温度設定をどうするかで夫婦喧嘩をしなくて済むのが一番かな?)今のところ、熱中症にはならないで済んでいます。
まつこの庭では、暑さの中でも元気いっぱい花を咲かせているのが、百日草です。大輪のダリア咲きミックス、カクタス咲きミックス、グリーンの咲き方ミックスの3種類播いて、約50本ぐらいの苗ができたのですが、カタツムリに食害されたり、原因不明で立ち枯れたりしましたが、30本ぐらいは花を咲かせていると思います。
百日草はコスモスやダリアと同郷のメキシコ原産のキク科の1年草です。百日草はジニア(Zinnia)とも言いますが、18世紀のドイツの植物学者ツイン(Zinn)の名前に由来しているそうです。和名の百日草は、夏から秋まで長く咲き続けることから、夏から秋まで約3カ月、100日間咲くという意味で百日草と名付けられたようです。しかも1つの花の寿命が2週間と長く、ウラシマソウ(浦島草)やチョウキュウソウ(長久草)の別名もあるそうです。
↓ 同じ花の1週間後(外から内へと咲き上がっていきます。)
百日草は日本へは江戸末期の1862年ごろ、渡来したそうです。一重咲きが主流でしたが、夏に咲き、しかも花もちが良いので、仏花として全国に広まったそうです。その後ヨーロッパやアメリカで品種改良が進み、咲き方は一重咲きだけでなく、八重咲き、ダリア咲き、カクタス咲き、ポンポン咲きなど、色もピンク、赤、黄、オレンジ、白、緑、複色など、大きさは巨大輪(12㎝以上)、大輪(10㎝前後)、中輪(7㎝前後)、小輪(5㎝以下)、背丈も50~100m位とバラエティーに富んでいます。
★★★ 一重咲き ★★★
↑ 一重のカクタス咲き
★★★ ダリア咲き ★★★(丸弁の八重咲き)
↑ ↓ 花径13㎝の巨大輪
★★★ カクタス咲き ★★★(花弁が細く捻じれている)
↑ ↓ 花径13㎝の巨大輪
↓ 上の花の1週間後(先に開いた花弁の色が薄くなり、花は長く持ちます。)
★★★ ポンポン咲き ★★★(花が球状になります。)
↓ 2週間前の上と同じ花
百日草が百日草である由縁は、1つの茎から何本も枝分かれして次々に花を咲かせると同時に1つの花が2週間ぐらいかけてゆっくりと開花し、その後は花弁が少し色あせても花弁が残るので、長く楽しめるというところにあるようです。今回種蒔きから開花まで育てることによって新しい発見があり、百日草のすばらしさを改めて知ることができました。