昨夜今年3度目の雪が降りました。予報通りでしたが、大雪にはならずよかったです。お昼ごろには融けてしまいました。2月も半ばになるというのに、一向に春の気配はなく、寒い日が続きます。まつこの庭に春一番を告げる枝垂れウメもつぼみが硬いままです。
ビニールハウスでは、クリスマスローズが咲きはじめました。無加温ですが、風が当たらないので、軒下などよりは暖かいのでしょうか、開花が早いようです。
クリスマスローズは、クレマチスやアネモネなどの仲間で、キンポウゲ科の宿根草です。原種は主にヨーロッパに広く自生し、その多くは地中海沿岸のバルカン半島の海岸付近から山岳地帯に分布しているそうです。
日本へは、江戸時代後半にヨーロッパから薬用植物として入り、一部の植物好きの人によって栽培されていたそうですが、広く普及するようになったのは、2000年ごろのガーデニングブームのころだったそうです。地味であった花に改良が加えられ、色も形も咲き方もバリエーション豊かになり、今では人気の花となっています。
クリスマスローズの花のつくりは、外側の5枚の花弁と思われているピンク色の部分がガクで、花弁は退化してガクの元にある小さな緑色の部分でネクタリー(密線)と言います。このネクタリーの部分が花弁化すると八重(ダブル)咲きや半八重(セミダブル)咲きとなります。
☆☆☆ シングル(一重)咲き ☆☆☆
↑ 氷の薔薇・ピコティ(縁取りのこと) ↓ ピンクノイガー
↑ プチドール(小輪多花)・彩 (花色が表と裏では異なるバイカラー)
☆☆☆ セミダブル咲き ☆☆☆
↑ アプリコットセミダブル(平咲き) ↓ アプリコットセミダブル(カップ咲き)
カップ咲きはこれ以上花が開いて平らになることはありません。
↑ オーレアセミダブル(オーレアは澄んだ黄色のこと)
☆☆☆ ダブル咲き ☆☆☆
↑ アプリコットダブル ↓ レッドダブル
↑ ノイガーダブル
☆☆☆ 多花弁(多弁)咲き ☆☆☆
ダブル咲きは花弁が10~15枚ですが、それ以上になると多花弁とか多弁咲きと言います。
前回紹介した時、開きかけだったものが
完全に開花すると、
こんな豪華な花になりました。紫一色のように見えますが、花はガクの部分と同じように黄緑色に紫色のピコティです。花弁が重なっているので、黄緑色の部分が見えないのです。
↑ ↓ 赤糸ピコティ多花弁咲き(細いピコティのことを糸ピコティと言います。)
クリスマスローズシーズンは始まったばかり、これからどんな花が咲くか楽しみです。去年と同じ花が咲くとは限らないところも、クリスマスローズの楽しみです。
北京オリンピックが半分過ぎました。私の楽しみはカーリング。今のところ、4勝1敗、どこまで勝ち星を伸ばすのか、決勝に進んでメダルが取れるのか、とても楽しみです。