今朝は冷え込みました。私の家の軒下で4℃でした。さすがに寒かったとみえ、久しぶりにネコのミューが私のお布団にもぐりこんできました。今年は暖冬だったはずなのに、4月になってからは冬並みの朝の冷え込みが時々やってきます。やっぱり迂闊にはランや夏の植物を表には出せません。今月いっぱいは様子をみるのが賢明でしょう。
今、まつこの庭は白とブルーの花でいっぱいです。
庭一面を白く染めるのは、オーニソガラム・ウンベラタムです。
オーニソガラムは地中海原産のヒアシンス科の球根植物で、純白の6弁花を咲かせ、耐寒性があり繁殖力旺盛です。このウンベラタムはまつこの庭がよほどお気に入りのようで、庭中に勢力を広げています。春先に芽を出し、葉で一面緑色になり、やがて花を開くと一面白い庭になります。球根が増えすぎたようで今年は昨年より花が少ないような気がします。
この花は日が当たると花弁を開き、日が当たらないと花弁を閉じます。期間限定なだけでなく、時間限定でもあります。花弁の裏が緑色なので、花弁が閉じると緑一面になります。雨や曇りの日は花弁は閉じたままです。例年4月の終わりごろからゴールデンウイークごろまで約2週間白い庭を楽しむことが出来ます。花が終わるとアッという間に枯れて跡形がなくなります。
他にも白い花を咲かせている植物がたくさんあります。
↑ ↓ カモミール こぼれ種であちこちに群落を作っています。
↑ 白のハナニラ ↓ コーンフリー
↑ ↓ シャガ
ブルーの花は2月から咲き続けているムラサキハナナ、庭のあちこちに群落を作っているシラー・カンパニュラータ、勢力を広げているツルニチニチソウなどです。
↑ ムラサキハナナ ↓ ムラサキハナナとクサノオウ(黄色の花)
↑ シラー・カンパニュラータ ↓ シラーカンパニュラータとオーソニガラム
↑ ↓ アジュガ
↑ ダッチアイリス ↓ ダッチアイリスとオーニソガラム
今日、花友2人が福神草を引き取りに来ました。寒さに弱い福神草は冬越しのために里帰りしていたのです。去年は花友が数人温室からたくさんの福神草を出すのに手伝いに来てくれましたが、今年はコロナのこともあり、一人で少しずつ出すことにしました。花友2人は、庭の花を見て福神草を持って帰りました。3蜜を避けるためにゆっくりおしゃべりというわけにはいきませんでしたが、しばらくぶりに話ができて、少し気分が晴れました。今咲いている花たちも見てもらえてうれしかったと思います。