キンモクセイの香りが漂うようになると、秋の深まりを感じます。空にはいわし雲が広がり、日がどんどん短くなっていきます。
↑ ↓ キンモクセイ
キンモクセイはモクセイ科の常緑樹で、中国原産のモクセイ(別名ギンモクセイ)の変種です。雌雄異株で、日本には雄株しか渡来していないそうです。雌株より花をたくさん付け、香りも強く、しかもオレンジ色は黄金色で縁起が良いということで、日本全国に挿し木で広まったそうです。モクセイは漢字で木犀と書くように、木肌が犀の皮膚に似ている事からこの名があるそうです。モクセイ(ギンモクセイ)は白い花を咲かせます。同じように香りもあり、日本には雄株しか渡来していないそうです。
「キンモクセイの香りはトイレの香り」とよく言われますが、日本では汲み取り式トイレの時代に匂い消しのためにトイレの近くにキンモクセイが植えられたことに起因するようです。1970年代初頭~1990年代前半までキンモクセイの香りがトイレの消臭剤として利用されたことがあり、ある年齢層にはキンモクセイの香り=トイレの香りと連想されるようです。
キンモクセイが咲く頃、私の家の庭では百目柿やアケビが実り、食べごろになります。柿は夫が植えたものですが、アケビは自然に生えて来たものです。おそらく小鳥のプレゼントでしょう。
↑ ↓ 百目柿
百目柿の特徴は渦巻きの様な模様があることです。渦巻き模様がきれいに出た方が甘いと夫は言っています。百目柿は何個かに1個は渋柿が混じるので、私の家では福引き柿と言っています。
↑ ↓ アケビ
私はカキは食べますが、アケビは食べられません。食わず嫌いです。夫はどちらも食べます。アケビは相当甘いらしいです。
他にもこんな花が咲いています。
↑ サザンカ ↓ 唐子咲きツバキ
↑ ↓ スイフヨウ(酔芙蓉)
スイフヨウ(酔芙蓉)は、朝は白、お昼ごろにはピンク、夕方から夜にかけては赤へと変化することから酒の酔いに例えてこの名があります。
↑ ポンポン咲きダリア ↓ デコラ咲きダリア・プリストルストライプ
↑ ダリア・ピンク八重咲きガッツアリア ↓ シオン(紫苑)
↑ コルチカム・ザジャイアント ↓ 八重咲きコルチカム・ウォーターリリー
↑ ゴールデンピラミッド(柳葉ヒマワリ) ↓ クジャクアスター
↑ ジンジャー ↓ 色付き始めたコキア
↑ ↓ アキギリ
↑ 白花ホトトギス ↓ 1000輪咲きヒマワリ
今日で223個花が咲きました。さすがにもう花も終わりそうです。同じ1000輪咲きヒマワリが今度は「秋色ヒマワリ」と名前を変えて売っていました。今から植えたのでは寒さがすぐに来てあまり咲かないで終わりそうです。
明日10月8日は二十四節気の一つ寒露(かんろ)です。秋が深まり、夜はめっきり肌寒く、朝夕の露がいっそう冷たく感じられる頃です。どんどん日が短くなり、「秋の日はつるべ落とし」の言葉通り、あっという間に太陽が沈んでしまいます。庭仕事をするのには最適な気候ですが、時間は取れなくなります。それでなくても仕事がたくさんあるのに・・・・・。