まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

春彼岸の頃 2023

  18日から24日まで春彼岸です。21日は二十四節気の一つ春分の日で、昼と夜の時間がほぼ同じ長さになることから二十四節気では大きな節目となります。春分の日を中日に前後1週間が春のお彼岸に当たり、先祖の供養をしたり、農作業事始めの神祭を行ったりしていたそうです。今では先祖の供養をする日として定着したようです。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉があるように、これからの時期は過ごしやすく、活動しやすい季節を迎えます。

 今、まつこの庭では、ヒガン桜が真っ盛りです。ヒガン桜は私の庭に続く竹林の中にあるので、近くからは見られず、少し離れて頭の先だけを見るか、下からはるか上を仰ぎ見るかしかできません。しかもカメラを通してです。

 ヒガン桜はバラ科の落葉高木で、エドヒガン(ザクラ)、アズマヒガン(ザクラ)、ウバヒガン(ザクラ)とも言い、日本のサクラの原種の一つです。春彼岸の頃、葉が芽生える前に花が咲くので、この名があります。エドやアズマは東国を意味し、関東地方のヒガンザクラという意です。葉が無い時に咲くので、葉が無い=歯が無い=姥ということで姥桜(うばざくら)とも言われます。

 私の家の竹林はもともと雑木林だったのですが、いつの間にか竹に占領されてしまいました。それでも10本ほどのヒガン桜があり、今年は9本開花を確認できましたが、1本は枯れてしまったようです。

 私はずっとこのヒガン桜を竹林に自然に生えている桜なので、ヤマザクラだと思っていました。数年前に桜川に桜を見に行って、ヒガン桜とヤマザクラの違いを初めて知りました。1つは咲く時期です。ヒガン桜は文字通り彼岸の頃、ヤマザクラは少し遅れてソメイヨシノが終わった頃です。2つ目は開花時の葉の有無です。ウバザクラの別名があるほどですから、ヒガン桜は葉の芽生える前、ヤマザクラは葉の芽生えと開花が一緒です。3つ目は木肌の模様です。ヒガン桜は縦の模様で、ヤマザクラは横の模様です。この違いを知っていれば、間違えようがないのですが、思い込みというのは困ったものです。

 竹林の中には、コブシもあります。ヒガン桜と同じように高いところで花を咲かせています。ピンク色の花がヒガン桜、白い花がコブシです。

 庭に自然に芽生えたモクレンかコブシを思わせる木があったのですが、やっと今年花を付けました。どうやら竹林のコブシの子孫のようです。

 彼岸前から開花を始めていた名前不明のサクラも、花は少なめですが満開になりました。花はややピンク色を帯びていますが、木肌が横の模様なので、ヒガン桜の実生ではないようです。

 葉が一緒なのが、ヤマザクラに似ていますが、それにしても花が早すぎます。


 彼岸の入りの頃のブログに載せた姫コブシが満開になりました。

2,3日前に霜害にあって前の家のハクモクレンともども茶色になったのですが、何とか持ちこたえたようです。

 レンギョウも咲き始めました。

 春の花木が次々に咲き、春らしい庭になって来ました。チューリップの花芽も大きくなりました。まつこの庭が、春真っ盛りになるのももうすぐでしょう。

 

 WBCが素晴らしかったですね。にわかファンの私は、ピンチになるとTVの前から離れ、チャンスになると夫に呼び戻されの繰り返しでした。世界一になったことはもちろんですが、何といってもチームワークが素晴らしかったです。仲間を信じるプレイ、選手を信じる監督の采配、久しぶりに爽やかな気持ちになれました。日本人の良いところに触れたような気がします。選手の皆さん、世界一おめでとう、そしてありがとう。