ランと言うとカトレアなど大きく色鮮やかなものを思い浮かべると思いますが、ランの中には花径1㎝位の小さな花を咲かせ、えっ!これがラン?と思わせるものがあります。大きな花を咲かせるカトレアの中には花径15㎝ぐらいのものもありますから、1㎝ぐらいの花はいかに小さいかが分かると思います。今回はまつこの庭の温室で咲いている小さな花のランを紹介したいと思います。
↑ ↓ メディオカルカー・デコラ―タム
赤と黄のツートンカラーの壺型のかわいい花は5㎜ぐらいの大きさです。つぼ型の花はランでは珍しい形だと思います。私の温室では一番小さな花を咲かせるランです。ニューギニア原産で、株は匍匐するように広がります。赤と白のものもありますが、私の温室ではまだつぼみです。
↑ メディオカルカー・ベルスティーギー 花の大きさはデコラ―タムとほぼ同じぐらいですが、花はまばらにしか付きません。デコラ―タムは匍匐するように広がりますが、ベルスティーギーは上に伸びます。マルク諸島からバヌアツに自生するそうです。
トゥインクルは色が赤や黄色、ピンクなどがありますが、いずれもバニラのような甘い香りがします。1つの花は1㎝ぐらいですが、びっしりと花を付けるので、1株でも温室中に甘い香りを漂わせています。
↑ マキシラリア・シュンケアナ ブラジル原産で花径は1,5㎝ぐらいです。今シーズンは3回目の開花で、今回は10輪ぐらい咲きました。花色が黒いのはとても珍しいです。
↑ マスデバリア・ビカラー 中南米の高山に自生し、やや暑さに弱いようで特に日本の高温多湿は苦手のようです。花の大きさは1㎝ぐらいです。チョコレート色と黄色のバイカラーの花色が珍しいと思います。
↑ ディネマ・ポリブルボン メキシコから中米、カリブ海諸島に自生し、花径2㎝ぐらいの花を付けます。株は横に広がります。カトレアの仲間です。
↑ デンドロビューム・キンギアナム・雪うさぎ 花径2㎝ぐらいの花を付けます。咲き始めたばかりです。
↑ ミニコチョウラン・スノーフレーク 花径3㎝ぐらいです。コチョウランは大輪のものは花径が10㎝を超え、ミディコチョウランは7,8㎝ぐらい、ミニコチョウランは5㎝以下です。ミニコチョウランの中でもこのスノーフレークは小さい方だと思います。もっと小さいミニミニコチョウランもあるのですが、まだ咲いていません。
ランのシーズンは始まったばかりです。今年はどんなランが咲くのか楽しみです。
コロナ感染が世界中で止まりません。私の住む茨城も12月は少し落ち着いていたのですが、暮れから感染者が増え始め、県独自の緊急事態宣言が出されました。コロナ感染者が出始めてから1年、収束どころか感染爆発で、先が見えません。今年もコロナ、コロナの1年になるのでしょうか?