まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

遅咲きのバラと実生のバラ

 5月最後は、まつこの庭で咲いた遅咲きのバラです。バラのシーズンも終盤を迎えました。遅咲きの代表は安曇野です。花は小さいのにトゲも鋭く、大株に育ちました。

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 安曇野に似ているのが雅です。安曇野ほどは大きくならない印象がありますが、花自体はそっくりで見分けが付かないほどです。

f:id:myuu-myuu:20210531151532j:plain↑ 右側が雅で左側の白い花は夢乙女    ↓ 夢乙女 

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f:id:myuu-myuu:20210531153815j:plain↑ 雅と夢乙女    ↓ 赤花テリハノイバラf:id:myuu-myuu:20210531151945j:plain

 テリハノイバラは日本の原種のバラで普通種は白花ですが、ツルバラに影響を与えたバラで、今世界中のツルバラはこのテリハノイバラの血を受け継いでいると言われています。

f:id:myuu-myuu:20210531152551j:plain↑ ↓ イザヨイバラ(十六夜バラ)

f:id:myuu-myuu:20210531152632j:plainこのバラは、満月が少し欠けた十六夜月のように花の一部が欠けて咲くことからこの名があります。サンショウバラと同じ葉を持つので、サンショウバラの八重咲きとみる説と、中国原産のサンショウバラで日本原産のものとは別物とする説があるようです。

f:id:myuu-myuu:20210531153155j:plain↑ モナリザ(フランスのバラ)   ↓ アウグスタルイーゼ(ドイツのバラ)

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f:id:myuu-myuu:20210531153442j:plain↑ ベビーロマンティカ(フランス) ↓ ホリデーアイランドピオニー(オランダ)

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f:id:myuu-myuu:20210531154239j:plain↑ ↓ ミニバラ・モカ(日本作出)

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 私の庭では実生のバラがあちこちで花を咲かせています。ノイバラの時期にはノイバラの実生と思われる白やピンク色のノイバラが咲いていましたが、今の時期はキングや安曇野、ツクシノイバラが咲いているので、おそらくそれらの実生のバラ、あるいは自然交雑種と思われます。

f:id:myuu-myuu:20210531155445j:plain↑ 実生のバラ1(キングの実生)   ↓ キング

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 花の大きさは花径が5㎝前後でほぼ同じですが、キングはしべが見えませんが、実生のバラはしべが見えます。色はほぼ同じですが、花弁が少しひらひらしています。f:id:myuu-myuu:20210531160300j:plain↑ 実生のバラ2   ↓ 実生のバラ3

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 2も3も花径3㎝位で、2は半八重咲きで3は八重咲きです。2の方が色は薄いです。3は花は小さいですが、キングにそっくりです。花の大きさはどちらも安曇野の大きさと同じです。
f:id:myuu-myuu:20210531154808j:plain↑ 実生のバラ4   ↓ ツクシノイバラ

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 4はツクシノイバラの花色よりすこし薄いピンクですが、花の形、大きさがよく似ています。何よりツクシイバラの特徴である花柄から花序にかけての赤い線毛が見られます。

 植えた覚えのないバラの芽を見つけるとどんな花が咲くか、わくわくします。明らかにノイバラだと思っても期待してしまい、花が咲くまで抜くことができません。花がやっと咲いたと思った時には大株になっていて、白のノイバラだとがっかりしてしまいます。私の庭ではそんなことが繰り返されています。

 私の庭で一番遅く咲くのは、ドロシーパーキンスです。日陰につよいバラと言われていますが、カリンの木が大きくなり、日が当たらないので、まだまだ小さなつぼみです。実生のバラ5もつぼみをもっています。どんな花が咲くか楽しみです。

 




 

初夏の花(2)

 5月ももうすぐ終わりです。月初めのゴールデンウイークの頃は朝は冬並み、日中は初夏並みの日が続き、月半ばになって天気が安定するかなと思っている内に梅雨のような天気が続き、東海地方以南は3週間も早く梅雨入りし、いよいよ関東も梅雨入りかと思われたのに、今度は梅雨の晴れ間のような天気(梅雨に入ってもいないのに?)が続いています。観測史上2番目の早さで梅雨入りする予定でしたが、何だか例年並みの梅雨入りになりそうですね。

 まつこの庭では、初夏の花が次々に咲いています。

f:id:myuu-myuu:20210529142453j:plain↑ アマリリス・ペアストラムキャッチャー   

 アマリリス南アメリカの原種をもとに育成された園芸種で、半耐寒性の球根植物です。私の庭では冬越しができないので、冬の間は温室に入れておきました。

f:id:myuu-myuu:20210529142648j:plain↑ ↓ ジャーマンアイリス

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f:id:myuu-myuu:20210529143339j:plain↑ ジャーマンアイリス

 原産地、起源不明の自然交雑種とされるドイツアヤメをもとに交配された園芸種だそうです。根茎性で、花色は白、黄、オレンジ、ピンク、赤、青、紫、茶、黒など豊富でバイカラー咲きもあります。耐寒性は強く、私の庭でも冬越し出来ます。

f:id:myuu-myuu:20210529144305j:plain↑ ペンステモン咲きキンギョソウ   ↓ 銅葉キンギョソウ

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f:id:myuu-myuu:20210529144600j:plain↑ ニコチアナ・パフュームライム  ↓ リシマキア・リッシ―

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f:id:myuu-myuu:20210529144906j:plain↑ チドリソウ  ↓ ペンステモン・ハスカーレッド

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f:id:myuu-myuu:20210529145122j:plain↑ ↓ ニゲラ(クロタネソウ) 南ヨーロッパ原産です。

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f:id:myuu-myuu:20210529145433j:plain↑ イチゴ・あきひめ   ↓ 草イチゴ

f:id:myuu-myuu:20210529145643j:plain名前は草イチゴでも実際は草ではなく木です。地下茎で増えます。私の庭のあちこちに出没します。抜いても抜いてもあとからあとから出て来ます。困りものですが、白い花も実も可愛いので許します。

f:id:myuu-myuu:20210529150023j:plain↑ ヘビイチゴの実(食用にならないので、ヘビでも食べるんだろうと考えてこの名があるようです。一回り葉や実の大きいヤブヘビイチゴもあります。)

f:id:myuu-myuu:20210529150603j:plain↑ ワイルドストロベリー   ↓ 白実ワイルドストロベリー

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f:id:myuu-myuu:20210529150842j:plain↑ ドクダミ   ↓ ドクダミとオルラヤ

f:id:myuu-myuu:20210529150956j:plainオルラヤの白い庭からドクダミの白い花の庭になっています。特有の臭いがありますが、民間薬として知られ、10種の薬効があることから十薬の説があります。白く見えるのは花弁ではなく、ガクで、真ん中に突き出た穂状のものがおしべとめしべの花です。ドクダミも抜いても抜いても出て来ますが、花が可愛いので園芸植物と共存(?
)させています。f:id:myuu-myuu:20210529153514j:plain↑ カルミア   ↓ 黄金シモツケ・ゴールドフレーム

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f:id:myuu-myuu:20210529153833j:plain↑ ベニバナバイカウツギ・マギシェン

f:id:myuu-myuu:20210529151930j:plain↑ ↓ スモークツリー(ハグマノキー白熊の木)

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f:id:myuu-myuu:20210529151856j:plain↑ スモークツリーの花が終わった状態

 ヨーロッパや中国に自生し、今から150年ほど前に日本に渡来したそうです。スモークツリーの花は黄緑色で目立ちませんが、花の咲いた後、花柄が糸のように伸びて、まるで煙のように見えることから煙の木、スモークツリーと呼ばれるのだそうです。私の家のスモークツリーは今から20年近く前にブームになる頃に植えたので、とても木が大きくなってしまい、持て余している状態です。最近はコンパクトで鉢植えでも花が咲くものが出回っているようです。

f:id:myuu-myuu:20210529154016j:plain↑ ミニバラ・雅とミニバラ・安曇野クレマチスとオルラヤ

 バラの季節もそろそろ終わりです。次はヘメロカリスやユリ、アジサイへと花の季節が変わっていきます。




 

 

 

初夏のラン(2)

 アメリカは、非常事態宣言が続く日本への渡航中止を国民に勧告したそうです。一方ではオリンピック選手団を派遣すると言う、矛盾していませんか? ダラダラと続くコロナ感染、ワクチンの効果が出るのはまだ先のようで、本当にオリンピックができるのでしょうか?

 庭の草花はコロナなど関係なく、時期が来れば花を咲かせます。長い長い自粛生活の慰めになっています。

 今回は、5月にまつこの庭の温室で咲いた初夏のランです。

☆☆☆ カトレアの仲間 ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210527103536j:plain↑ ディグビヤノ・シュロデレー(ディグビヤとシュロデレーの交配種)リップの細かい切れ込みが入ったリップ(唇弁)のフリフリもかわいいですが、優しい色も香りもいいです。優しいピンク色はシュロデレーから、大きなリップと香りはディグビヤから引き継いでいます。私の大好きなカトレアの一つです。

f:id:myuu-myuu:20210527104832j:plain↑ インターメディア・イロラッタ   ↓ カーハンミア

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f:id:myuu-myuu:20210527104749j:plain↑ ラブパッション・ロングバケーション  似た花でラブパッション・オレンジバードがありますが、私の温室では一足早く4月に咲きました。このロングバケーションは14年前、仕事を辞める時に退職記念に頂いたものですが、ロングバケーションという名は今仕事を辞める人に贈るのには何と粋な、今で言うおしゃれなセンスだろうと思いました。

☆☆☆ ミニコチョウラン ☆☆☆

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f:id:myuu-myuu:20210527110336j:plain↑ チャンピオン・チョコレート(チョコレートの名の通り、実物はもっと黒っぽいです。チョコレートの香りはありません。)他の3つのコチョウランの名前は不明です。

 

☆☆☆ その他のラン ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210527110814j:plain↑ エンシクリア・コルディゲラ(香りがあります。)

f:id:myuu-myuu:20210527111045j:plain↑ バンダ・ブーンセリット・パステル  バンダは東南アジアを中心に、インドからインドネシア、オーストラリア、ソロモン諸島に至る広範囲に約60種が自生しているそうです。オレンジ色のつもりで買ったのですが、思ったより黄色でちょっとがっかりです。でもオレンジ色の縁取りやスポットがかわいいです。

f:id:myuu-myuu:20210527112243j:plain↑ ↓ バルボフィラム・ロビー

f:id:myuu-myuu:20210527112213j:plain1864年にジャワ島で発見されたそうです。タイ、マレーシア、フィリピン、ボルネオ島などに自生するそうです。リップの先をさわると揺れるのがおもしろいです。開花した姿を前から見ると、あぐらをかいた恵比須様に見えると言われています。バルボフィラムの中では比較的大きく横幅、高さとも8㎝ぐらいあります。

f:id:myuu-myuu:20210527113046j:plain↑ マキシラリア・シュンケアナ(ブラジル原産です。)  

 マキシラリアはフロリダ南部からアルゼンチンまでの広範囲に約300種が自生しているそうです。一般的にマキシラリアは小型で小さな花を咲かせます。このシュンケアナは花径が1㎝程度の小さな花でしかも色が黒です。花期が定まらず、私の温室ではしょっちゅう咲いている印象があります。今回は1輪しか咲きませんでしたが、春先には10輪も咲きました。今成長期なので、花は余り付けない時期なのですが・・・・。

 

 今日は雨ですが、明日からまたお天気が続きそうです。早くから梅雨入りが騒がれていましたが、この調子では関東は例年並みの梅雨入りになりそうですね。

 

 

 

ツルバラとミニバラ

 梅雨のような天気が続いていましたが、今日はしばらくぶりに太陽が顔をのぞかせました。

 ツルバラが盛りを迎えているのですが、雨で大部花が傷みました。

☆☆☆ ツルバラ ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210523140045j:plain↑ ↓ 群星

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 私の庭で一番勢いがあるバラが群星です。つぼみのときはピンク色ですが、花が開くと白くなります。今年は開花後もうっすらとピンク色がかっています。とにかく生育旺盛で、一緒に植えておいたポールズ・ヒマラヤン・ムスク・ランブラーやスパニッシュビューティの上に覆いかぶさり枯らしてしまったほどです。

f:id:myuu-myuu:20210523141401j:plain↑ ↓ ポールズ・ヒマラヤン・ムスク・ランブラー(イギリスのバラ)

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 ポールズは桜のような花を咲かせるのが気に入って、庭に3本植えたのですが、1本目は群星に枯らされ、2本目は一時は椿の木を這い上がって花を咲かせていましたが、それも枯れてしまいました。残った1本もカミキリムシに食害され、息も絶え絶えの状態です。ツルが10mも伸び、他のバラを枯らすので、植える時には気をつけなさいと言われるほどなのに、私の庭とは相性が悪いようで、逆に枯らされます。

f:id:myuu-myuu:20210523142745j:plain↑ 夢乙女(ユメオトメ)   ↓ 芽衣(メイ)

f:id:myuu-myuu:20210523143031j:plain芽衣は夢乙女の子で花が一回り大きいです。

f:id:myuu-myuu:20210523143230j:plain↑ アンジェラ(ドイツのバラ) ↓ キング

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 キングは日本原産のノイバラの交配種と考えられていますが、詳細は分かっていないそうです。キングは昔から私の庭にあり、丈夫なバラです。キングの実生と思われるバラが庭のあちこちで咲いています。

f:id:myuu-myuu:20210523143842j:plain↑ レオナルド・ダ・ヴィンチ  ↓ ピエール・ドゥ・ロンサール 

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 レオナルドもピエールもどちらもフランスのバラで、花が大きなツルバラです。ピエールは毎年1番花はバラゾウムシの被害に遭い、ほとんど花が見られないのですが、今年は1番花が少し見られました。

f:id:myuu-myuu:20210523144656j:plain↑ ↓ ツクシイバラ(筑紫茨)

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 ツクシイバラは漢字で筑紫茨と書くように、九州に自生し、特に熊本県球磨川沿いに数千本が群生しているそうです。ノイバラの変異種で、ノイバラより花が一回り大きく、ピンク色で中心が白です。自生地では白花からピンクの濃淡まで変異があるそうですが、私の庭のものはピンク色が濃いです。開花はノイバラより少し遅れます。乱獲や工事で自生地が減少しているので熊本県絶滅危惧種に指定しているそうですが、球磨川の氾濫が続けて起きているので、絶滅が心配されます。

☆☆☆ ミニバラ ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210523151128j:plain↑ ↓ グリーンアイス(アメリカのバラ)

f:id:myuu-myuu:20210523151149j:plain咲き始めの花は白ですが、だんだん緑色に変わっていきます。気温が低くなると花色がピンク色を帯びます。

f:id:myuu-myuu:20210523151900j:plain↑ ベビー・フォーラックス(フランス) ↓ スイートマザー(オランダ)

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f:id:myuu-myuu:20210523152404j:plain↑ スイートチャリオットアメリカ) グリーンアイスと同じ作出者だそうです。ミニバラなのに香りがあります。

f:id:myuu-myuu:20210523151814j:plain↑ 真珠   ↓ エクレール(日本)

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 今このグリーンのバラ・エクレールが流行だそうです。グリーンの花は珍しいので、つい買いたくなってしまいます。去年の夏の終わりに、花が咲き終わったものを安く手に入れました。今年無事花を見ることができました。開きかけた時がかわいいです。

 まだ花が咲いていないバラがいくつか残っています。まだまだバラを楽しめそうです。例年ならバラが終わってから梅雨に入るのですが、今年はそうもいかないようです。梅雨入り宣言は間近のようです。

 

ユズの花と木の実

 梅雨入り宣言はまだですが、連日梅雨のような天気が続いています。

 今、まつこの庭はユズやフクレミカンの花が盛りです。柑橘類特有の花の香りでいっぱいです。ユズは実の生る木が12本あるので、早く咲き始めた木は、花が散ってしまったものもあります。

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 ユズは中国原産で、飛鳥・奈良時代には日本に入って来ていたようです。柑橘類の中では最も耐寒性が強く、日本各地で古くから広く栽培されていたようです。

 私の庭には実の生るユズの木が12本あります。私が嫁いできた時にはすでにユズの木はありました。枯れたり、実生の木が育ったりを繰り返しているのですが、40歳を過ぎていると思われる木もある一方、まだ実が生り始めの若い12,3歳ぐらいの木もあります。「桃栗3年、柿8年、柚子の大馬鹿18年」とよく言いますが、私の庭で見る限り実生から発芽し、実が生るまでは10年ぐらいで、18年はかからないようです。

 去年は不作でしたので、今年は豊作の年に当たるはずなのですが、花は少ないです。また不作かもしれません。

 フクレミカンはユズより耐寒性がやや劣り、今冬は厳寒だったせいか葉がほとんど落ちてしまい、枯れるのではないかと心配したのですが、若葉が出て、びっしりとつぼみを付けたので、ほっと一安心です。

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 昨年は豊作だったので、今年は不作かと思ったのですが、そうではないようです。

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 フクレミカンは日本書紀にも記されている日本の在来種だそうです。温州ミカンの北限とされる筑波山麓で栽培され、筑波の特産品として、「筑波みかん」の別名もあります。

 ユズとフクレミカンの花はいずれも5枚の花弁をもちよく似ていますが、フクレミカンの花の方が少し小さく、ユズの花は花弁が反りかえりますが、フクレミカンの花は反り返りません。

 カキ(柿)も花を付けています。

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 カキの花は葉と同じような色をしているので、花が落ちて初めて花が咲いた事に気付くことが多いです。4枚の緑色の部分がガクで、やがてカキの実のヘタになるところです。黄緑色の部分が花弁です。カキの花は柑橘類の花とほぼ同じ時期に咲くようです。

 今の時期、春先に花が咲いた花木には実が付き、大きくなっています。

f:id:myuu-myuu:20210521145755j:plain↑ ジューンベリー      ↓ ビックリグミ

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f:id:myuu-myuu:20210521150134j:plain↑ ビックリグミの実生のグミ   ↓ ボケ・世界一の実

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f:id:myuu-myuu:20210521150434j:plain↑ ↓ カリン

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f:id:myuu-myuu:20210521150652j:plain↑ クロモジの実   ↓ アオキの実

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 アオキは4月頃花が咲き、秋に赤く熟し、4月の終わり頃まで赤い実が残るのだそうです。アオキは常緑樹なので、葉の下に実があると小鳥に見つかりにくく、春遅くまで実が残るようです。花と実が同時に見られることがあるそうです。

f:id:myuu-myuu:20210521151424j:plain↑ ↓ ヒイラギの実

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 ヒイラギは晩秋に白いモクセイのような香りのある花を咲かせます。実は1,5㎝ぐらいの楕円形で、緑から紫色に変わります。ヒイラギは雌雄異株で、この木は野生のヒイラギを移植したものですが、たまたま雌株だったのですね。キンモクセイとヒイラギは同じモクセイ科の植物ですが、キンモクセイは日本には雄株しか渡来しなかったそうなので、実を見ることはできませんが、きっとキンモクセイの実もヒイラギのような形をしているのでしょう。

 

 梅雨の時期になると豪雨災害の心配が起こって来ます。今年は早々とそのシーズンに入り、九州の方では早速豪雨に見舞われました。コロナが一向に収束する気配がない中、しかも梅雨が長引きそうだということなので、大きな災害が起こらない事を願うばかりです。

 

 

 

初夏の花(1)

 ここ2,3日梅雨のような天気が続いています。九州から東海地方までは例年より3週間も早く梅雨に入ったそうですが、関東はまだのようです。天気予報によると、週末に晴れの予報だからだそうです。一定期間曇りや雨の日が続かないと梅雨とは認められないようです。来週には観測史上2番目の速さで梅雨入りしそうだと言うことです。因みに1番は1963年5月6日、2番目は2011年の5月27日だったそうです。

 今、まつこの庭はカモミールの白い庭からシャスターデージーやオルラヤの白い花の庭に移っています。大きな花がシャスターデージー、小花の集まりがオルラヤ、下に見える小さな花はクローバーです。

f:id:myuu-myuu:20210518104842j:plain↓ シャスターデージーとオルラヤとクローバーの小道ができています。

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f:id:myuu-myuu:20210518104811j:plain↑ オルラヤ    ↓ シャスターデージーとチドリソウ(紫の花)

f:id:myuu-myuu:20210518104934j:plain↑ 遠くに見える白い花はツルアイスバーグです。

f:id:myuu-myuu:20210518110520j:plain↑ 手前バラ・アンジェラ、シャスターデージー、デルフィニューム(水色の花)

 初夏の花が次々に咲いています。雨が続くようになると庭に出られなくなり、花を愛でる機会が減って、ちょっとつまらないですね。

f:id:myuu-myuu:20210518105612j:plain↑ レッドクローバー   ↓ イエロークローバー(トリフォリウム・カンペストレ)

f:id:myuu-myuu:20210518105649j:plain「幸せの黄色いクローバー」などと言う名で売られていますが、クローバーではないようです。クローバーは宿根草ですが、これは1年草です。こぼれ種でよく増えます。

f:id:myuu-myuu:20210518111018j:plain↑ ラナンキュラス  ↓ ラナンキュラス・ゴールドコイン

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f:id:myuu-myuu:20210518112140j:plain↑ レーマニア   ↓ シノグロッサム

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f:id:myuu-myuu:20210518112554j:plain↑ ↓ ジギタリス

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f:id:myuu-myuu:20210518112649j:plain↑ サルビア・ネモローサとジギタリス  ↓ ホタルブクロ

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f:id:myuu-myuu:20210518111529j:plain↑ ムラサキツユクサ  ↓ キショウブ

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f:id:myuu-myuu:20210518112032j:plain↑ キバナクリンソウ  ↓ シュイロクリンソウ

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f:id:myuu-myuu:20210518112959j:plain↑ シラン

f:id:myuu-myuu:20210518113811j:plain↑ ↓ ヤグルマソウ

f:id:myuu-myuu:20210518113836j:plain  ヤグルマソウユキノシタ科の多年草で、日本各地の山の中の湿り気のある所に自生しているそうです。高さが1mぐらいになり、花は咲き始めは緑色でやがて白に変わります。漢字で矢車草と書くように、葉の形が端午の節句の鯉のぼりのてっぺんに付ける矢車に似ているので、この名があるそうです。
f:id:myuu-myuu:20210518113126j:plain↑ セイヨウイワナンテンの花  ↓ キングサリ

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f:id:myuu-myuu:20210518114904j:plain↑ ↓ スイカズラ(ジャパニーズハニーサックル

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 スイカズラ(吸葛)は日本各地の山野や道端に自生している半落葉のつる植物で、つるは10mも伸びると言われています。つるの枝先の葉の間に2個づつ花を付け、咲き始めは白で、やがて黄色に変わります。白と黄の花が同時に楽しめる事から金銀花とも言われるそうです。とても良い香りがします。

 スイカズラの学名はロニセラ・ジャポニカと言い、日本固有種です。ロニセラの英名はハニーサックルと言うので、スイカズラのことを別名ジャパニーズハニーサックルとも言います。

 スイカズラの葉に黄色の斑(葉脈が黄色)が入ったものをキフスイカズラと言い、寄せ植えなどに使われます。          ↓ キフスイカズラ

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 来週にも梅雨入りが予定されています。まだ福神草の植え付けが終わっていないのに困ります。早く植え替えたものはもう芽が出てきたというのに・・・・・。雨が降れば雑草も伸びますが、草取りもできなくなります。梅雨が早く来るのは困ったものですが、自然現象なので逆らうこともできず、なるようにしかなりませんね。

 

 

 

 

 


 

 

中咲きのバラとクレマチス

 今の時期、ひと様のブログを覗くとステキなバラの写真がいっぱい❣❣

 剪定や誘引など手入れが行き届き、たくさんの花を整然と咲かせています。うっとりしてしまいます。

 それにしても、私の家の庭のバラときたら、鉢バラは半分ぐらいしか咲かず、しかも数輪、ツルバラは自由勝手に咲いています。バラにとっての大切な時期、12月、1月と腰痛で動けなかったので、バラの植え替えも剪定も誘引も施肥もほとんどできず、その上春先の消毒をサボったので、今の時期バラが真っ盛りのはずが、この結果です。手のかかるバラは少しづつ減らそうと思っています。

☆☆☆ 鉢植えバラ ☆☆☆f:id:myuu-myuu:20210515160153j:plain↑ ↓ アイズ・フォー・ユー(イギリス)

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f:id:myuu-myuu:20210515161224j:plain↑ ↓ かおりかざり(日本)

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f:id:myuu-myuu:20210515160706j:plain↑ ブルームーンストーン(日本) ↓ いおり(日本)

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f:id:myuu-myuu:20210515161047j:plain↑ ダブルディライト(アメリカ)   ↓ ホットココア(アメリカ)

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f:id:myuu-myuu:20210515162339j:plain↑ ブリリアンアイスバーグ(ドイツ) ↓デュシェス・ドゥ・ブラバン(フランス)

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f:id:myuu-myuu:20210515163334j:plain↑ コーヒーオベーション(オランダ)

☆☆☆ ツルバラ ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210515162859j:plain↑ スパニッシュビューティ(スペイン)  ↓ サハラ’98(ドイツ)

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f:id:myuu-myuu:20210515163648j:plain↑ ↓ ツルアイスバーグ(ドイツ)

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f:id:myuu-myuu:20210515164520j:plain↑ ↓ ドルトムント(ドイツ)

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f:id:myuu-myuu:20210515163951j:plain↑ ↓ 群舞(白い花が咲く群星の子です。)

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f:id:myuu-myuu:20210515164303j:plain↑ ↓ 珠玉

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☆☆☆ 原種バラ ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210515165530j:plain↑ ↓ 八重白花ハマナス

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f:id:myuu-myuu:20210515164739j:plain↑ ↓ ノイバラ(日本)

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f:id:myuu-myuu:20210515164947j:plain↑ ↓ ピンクノイバラ(?) 実生のバラで、ノイバラとの自然交配種と思われます。

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 私の庭には植えた覚えのない実生と思われるバラがあちこちで芽を出して、花を咲かせています。前回紹介したピンクノイバラ(購入したもの)より花色が濃いです。

f:id:myuu-myuu:20210515170029j:plain↑ ↓ カラフトイバラ  

f:id:myuu-myuu:20210515170104j:plainカラフトイバラは、漢字で「樺太茨」と書くように、北海道を中心に長野県、群馬県の一部に自生しているそうです。ローズヒップがオレンジ色でかわいいです。

f:id:myuu-myuu:20210515170917j:plain↑ ↓ サンショウバラ

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 サンショウバラは漢字で「山椒薔薇」と書くように、木肌や葉が山椒(サンショウ)の木によく似ています。他のバラと違って高木になることが特徴です。私の庭には、八重のサンショウバラもあります。

f:id:myuu-myuu:20210515171549j:plain↑ 八重咲きサンショウバラ・羽衣  まだ木が若いので、八重咲きにはならず、半八重咲きです。サンショウバラより、花色が濃いです。

☆☆☆ クレマチス ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210515172615j:plain↑ トリーヌ  ↓ コロナ

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f:id:myuu-myuu:20210515172246j:plain↑ ↓はやて

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f:id:myuu-myuu:20210515171944j:plain↑ ↓ 半八重咲き(唐子咲き)・ジョセフィーヌ

f:id:myuu-myuu:20210515172015j:plain内側の花弁の形が2種類あります。

f:id:myuu-myuu:20210515172401j:plain↑ ↓ 八重咲き・アンドロメダ

f:id:myuu-myuu:20210515172421j:plainアンドロメダは、同じ株に一重咲きと八重咲きが咲くことがあります。

f:id:myuu-myuu:20210515172912j:plain↑ ↓ 八重咲きクレマチス・名前不明

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 まだ咲いていないツルバラやミニバラがあります。クレマチスもまだ半分も咲いていません。まだまだバラとクレマチスのシーズンは続きそうです。